2019.5.21 14:50

学生から刺激を受けた樋口黎コーチ、次は選手として頂点に挑む/レスリング

学生から刺激を受けた樋口黎コーチ、次は選手として頂点に挑む/レスリング

学生を鼓舞し続けた樋口黎コーチ(日体大助手)

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 前週15日まで駒沢体育館で行われたレスリングの東日本学生リーグ戦で、日体大が7年ぶりに男子1部を制した。2016年リオデジャネイロ五輪男子フリースタイル57キロ級銀メダルの樋口黎(日体大助手)はコーチとしてセコンドについて学生を鼓舞し続け、チームの優勝に貢献した。

 大会期間中の空き時間はスタンドに陣取り、出場する各選手を研究。頭の中でイメージを膨らませていた。「学生から刺激を受けた。いい流れを受け継いで選手として、いいパフォーマンスができればいい」と1カ月後に迫った全日本選抜選手権(6月13日開幕、駒沢体育館)を見据えた。

 五輪メダリストは強豪選手がそろう65キロ級を主戦場にする。勝ち上がれば、昨年10月の世界選手権覇者で、同12月の全日本選手権準決勝で敗れた乙黒(おとぐろ)拓斗(山梨学院大)との再戦も予想される。好敵手は3月に右膝に菌が入るなどで出遅れているが「あと1カ月間あれば(状態を)合わせてくる」と樋口は警戒心を強めた。

 全日本選手権王者の乙黒が、全日本選抜も制することになれば、メダル獲得で2020年東京五輪が内定する9月の世界選手権(カザフスタン、アスタナ)代表に内定する。樋口は2度目の五輪に向けて正念場の戦いだ。今こそ五輪銀メダリストの意地を見せる。