2019.5.18 12:31

右膝負傷の貴景勝、8日目から再出場へ 師匠「本人が相撲を取りたいと」/夏場所

右膝負傷の貴景勝、8日目から再出場へ 師匠「本人が相撲を取りたいと」/夏場所

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貴景勝
夏場所4日目、御嶽海(奥)を寄り切った一番で右膝を負傷した貴景勝=両国国技館

夏場所4日目、御嶽海(奥)を寄り切った一番で右膝を負傷した貴景勝=両国国技館【拡大】

 右膝負傷で大相撲夏場所5日目から途中休場していた東大関貴景勝(22)=本名佐藤貴信、兵庫県出身、千賀ノ浦部屋=が8日目の19日から再出場することが18日、決まった。8日目に小結碧山戦が組まれた。大関の再出場は1951年春場所の汐ノ海の例があるが極めて異例。令和初の本場所で注目の新大関が土俵に戻ってくる。

 師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)によると、17日深夜に本人から申し出があり、屈伸運動などで膝の状態を確認。休場直後は今場所での復帰を否定していた千賀ノ浦親方は「無理をして、我慢してやっている表情ではなかった。本当に痛かったら顔がゆがむ」と説明した。患部の腫れは引き、歩行にも支障はなかったという。

 一方でけがの悪化が懸念される。師匠は「大関が出たり休んだりするのは本当はいけないが、また痛みが走ったら休ませる」と再び休場の可能性にも言及した。

貴景勝の師匠、千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)の話「じっくり話し合った。(右膝の)腫れは引いていた。大関の責任感もあると思うが、貴景勝本人が相撲を取りたい気持ちが大きい。これ以上、悪化させないというのが出場の条件だった」

浅香山親方(元大関魁皇)の話「覚悟をもって強い意志で出るなら大したものだ。ただ無理はしない方がいいとは思う。投げられたりして、けがが悪くならなければいいのだが」

阿武松・日本相撲協会審判部長(元関脇益荒雄)の話「心配ですけれど、本人と師匠が話し合って決めたこと。責任感もあるだろうけれど、本音を言えば無理をしてほしくない」

横綱鶴竜の話「(貴景勝のけがが)重くなかったということじゃないですか。無理して悪くなってもね。でも取れるというのだったら出ればいい。横綱の場合、途中でまた出るのはどうなんだろうというのがある。(大関とは)立場が違う」

新大関で途中休場の経験がある関脇栃ノ心の話「出られるのなら出ていいと思う。多分(貴景勝は)かど番になりたくないんだろうね。自分のときは朝起きて歩けず、駄目だと思った。かど番が嫌だという気持ちは分かる」

  • 貴景勝の再出場について説明する千賀ノ浦親方=東京都台東区の千賀ノ浦部屋