2019.5.18 22:59

15歳のホープ・岡が世界ジュニア切符 米田監督「白井健三と共通する」/体操

15歳のホープ・岡が世界ジュニア切符 米田監督「白井健三と共通する」/体操

試合を終えて取材に応じる岡慎之助

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 体操・世界ジュニア選手権日本代表決定競技会 (18日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)昨年のアジアジュニア選手権男子個人総合銅メダリストで15歳の岡慎之助(徳洲会)が6種目合計80・630点で優勝し、世界ジュニア選手権(6-7月、ハンガリー・ジェール)の代表入りを決めた。

 3月に中学を卒業したばかりの15歳が、才能の片鱗(へんりん)を見せた。個人総合で初めて80点台をマークし、ハンガリー行きの切符をつかんだ。「めっちゃうれしいけど、ここが本番ではないです」。はきはきと質問に応える姿は頼もしいばかりだ。

 出身は岡山市。中学を卒業してから一度は地元の関西高に進んだが、「(2024年パリ)五輪が前提。それまでにやるべきことがある」と、シニアトップチームの門をたたいた。将来を見据えた異例の決断だった。

 徳洲会が練習拠点を置く神奈川・鎌倉市に5月から移り、市内で一人暮らしを始めた。朝食は自炊し、編入した通信制高校で勉強しながら競技に打ち込む。

 04年アテネ五輪の男子団体総合で金メダルを獲得し、現在は徳洲会の監督を務める米田功氏に憧れ、4歳で競技を始めた。保育園に通っていた頃から逆上がりができたという。身長139センチ、体重36キロ。得意種目はつり輪で、この日14・266点をマークした跳馬ではドリックスを跳んだ。

 「しっかりしていて、自分の意見を持っている。それは白井健三選手と共通する」と米田監督。肩胛骨などの可動域が広く、しなやかに体を動かせる点が長所という。「(この日の演技では)勝負がかかったところで着地を決めていた」と評価した。

 1歳上で昨年のユース五輪で5冠を成し遂げた北園丈琉(大阪・清風高)の背中を追う。「(直近の目標は)丈琉くんに勝つこと。今は(北園が)めっちゃ上っすね。食らいつけるように技をやっていって、少しずつ近づけたら」。ホープの成長に注目だ。