2019.5.10 05:02

仮想ブラント3人!雪辱燃える村田、再戦へスタイル一新「同じことをしたら勝てない」/BOX

仮想ブラント3人!雪辱燃える村田、再戦へスタイル一新「同じことをしたら勝てない」/BOX

サンドバッグ打ちで汗を流す村田。王座返り咲きへ、着々と準備を進める (撮影・福島範和)

サンドバッグ打ちで汗を流す村田。王座返り咲きへ、着々と準備を進める (撮影・福島範和)【拡大】

 プロボクシングの前WBA世界ミドル級王者の村田諒太(33)=帝拳=が9日、東京都内の所属ジムで、現王者のロブ・ブラント(28)=米国=との再戦発表後、初めて練習を公開した。ブラント対策として機動力を重視したスタイルに変更し、19日からは“仮想ブラント”のパートナー3人が来日する。環境、スタイルを一新して王座奪還にすべてを注ぐ。

 リベンジマッチに向けて、村田が変わった。王座を奪われた因縁の相手を迎え撃つため、秘策を用意した。

 「前回、最悪の試合をしたのでやるべきことは明確。同じことをしたら勝てない。リベンジする自信はある」

 昨年10月の初防衛戦で、豊富な手数を軸に、前後左右と自在に動き回るブラントを捉えきれず判定負け。敗因を冷静に分析した結果、19日から新たなスパーリングパートナーを2人、6月にも1人を米国から呼び寄せることに決めた。

 いずれも契約する米国のプロモーター「トップランク」が厳選した“仮想ブラント”で、本田明彦会長(71)は「ブラントに似たスピードのある黒人選手になるだろう」と明かした。現王者を想定したパートナーと50日以上の実戦練習を積んで拳に磨きをかける。

 攻撃重視のスタイルも修正した。この日、新たにミット担当となった元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(33)の弟カルロス・トレーナー(30)を相手に3種類のミット打ちで、軽快なフットワークを駆使。相手をロープまで追い詰め、強振せずにスピードのある軽打の連打、コンビネーションを放つ。明らかに違うスタイルだ。

 「前の試合とは比べものにならない。このまま崩れないうちに試合をしたいぐらい」と村田。先月28日から開始したスパーリングで既に20ラウンドを消化。王座奪還へ、手応えは十分だ。 (伊藤隆)

  • ブラントと村田の比較