2019.4.26 05:03

村田、7・12ブラントと再戦「負けるようならプロとして価値はない」/BOX

村田、7・12ブラントと再戦「負けるようならプロとして価値はない」/BOX

ブラント(右)との再起戦に臨む村田。一度倒された因縁の相手とにらみ合った (撮影・福島範和)

ブラント(右)との再起戦に臨む村田。一度倒された因縁の相手とにらみ合った (撮影・福島範和)【拡大】

 プロボクシングの前WBA世界ミドル級王者で同級3位の村田諒太(33)=帝拳=が、エディオンアリーナ大阪で7月12日に同級王者のロブ・ブラント(28)=米国=に挑戦すると所属ジムが25日、発表。来日した王者とともに東京都内で会見に臨んだ。昨年10月、米ラスベガスで臨んだ2度目の防衛戦で王座を奪われた相手との因縁のリターンマッチ。約9カ月ぶりの大一番で王座返り咲きを果たす。

 王座陥落から6カ月余り。会見後、村田は鋭い眼光でブラントを20秒以上もにらみつけた。

 「前回は屈辱的な結果だった。その相手が目の前にいる。リングで殴り合うこと以外、彼とやりたいことはない」

 王座陥落後の再起戦がリターンマッチになったのは過去12例。ベルトを取り返したのは、輪島功一(2度)、徳山昌守だけだが、村田には実績がある。一昨年10月の王座獲得時、5カ月前に判定負けしたアッサン・エンダム(35)=フランス=とのダイレクトリマッチでTKO勝ちしている。

 中学時代から憧れた本場ラスベガスのリングでの屈辱。映像を繰り返し見て「足が動いていなかった。恥ずかしい試合を見直すことで心身ともに成長できた」。プロ2敗目を前向きに受け止め、ブラント対策の新スタイルを構築する。

 敗戦後、一時は真剣に引退を考えたが、悩み抜いた末に、昨年12月に現役続行を表明。「これで変な試合をしたら、というか負けるようならプロとして価値はないと思っている」。負ければ背水と腹をくくる。ボクサー人生のすべてを因縁の再戦に注ぐ。 (伊藤隆)