2019.4.6 05:00

【記者の目】山下氏、まじめで誠実…ユーモアも

【記者の目】

山下氏、まじめで誠実…ユーモアも

東京五輪・競泳個人種目の日本代表選考方法

東京五輪・競泳個人種目の日本代表選考方法【拡大】

 現役時代、203連勝と無敵の強さを誇った山下氏。ボイコットで涙をのんだ1980年モスクワ五輪から、4年後のロサンゼルス五輪ではけがをおして悲願の金メダルを獲得と、感動のドラマで国民栄誉賞を受賞した。

 まじめで誠実だが、堅いだけでなく、園遊会で昭和天皇から「柔道は骨が折れますか(大変ですか)」と聞かれ「いや、あの、2年前に折れたんですけども…」と答えて笑いを誘ったユーモラスなエピソードもある。

 教育者として多くの後進を育てたことも含め、日本のスポーツ界をまとめる上で最適の人物との評価は当初から高い。2020年東京五輪への全体の強化責任者であるJOC強化本部長に任命されたのも、そうした人物だからこそだ。

 ただ、全日本柔道連盟会長、国際柔道連盟理事、東海大副学長と数々の要職にもある。周囲のサポートが重要になる。 (五輪競技担当・只木信昭)

  • 山下氏が新たなスポーツ界の顔へ。JOC会長への就任が確実な情勢となった