2019.4.4 14:16

石川祐希「感謝、希望、努力が大切」 新入社員に祝辞 スポンサー企業で交流会/バレー

石川祐希「感謝、希望、努力が大切」 新入社員に祝辞 スポンサー企業で交流会/バレー

支援を受けるスポーツメーカー、デサントの東京本社を訪問し、新入社員と記念撮影する石川祐希(中央)=東京・目白

支援を受けるスポーツメーカー、デサントの東京本社を訪問し、新入社員と記念撮影する石川祐希(中央)=東京・目白【拡大】

 バレーボール男子日本代表のエースで、イタリア・セリエAでのプロ1年目のシーズンを終えた石川祐希(23)=シエナ=が4日、アドバイザリー契約を結ぶ大手スポーツ用品メーカー・デサントの東京本社で、社員との交流会に出席した。

 「なかなかない機会。1シーズンに1回しかできないですが、ごあいさつできたのはうれしいし、もっといい結果を持って報告できたらと思った」

 セリエA4年目、中大を卒業し、プロとなって初のシーズンは、チームの中心として全26試合に先発出場。リーグ12位となる計376得点を挙げたが、チームは3勝23敗で13位となり、来季の2部降格が決まった。

 「チームには30代後半の選手もいるなど年齢層が高く、自分がコートの中で一番年下。その分、たくさん動き、たくさん(意思疎通のために)しゃべった」と石川。約200人のサポーターを中心に地元の応援も盛んだったという。

 大変だったのはアウェーの移動で、基本はバスで平均4時間。遠いところでは8時間かかったり、行きは飛行機でも試合後は11時間かけてバスで帰ったりと、高速交通機関の発達した日本とは違う苦労もあった。そんな中でもストレッチや食事など体調に気を使い、「シーズンを通してコンディションよくできたのがよかった。シーズン通してスタメンで出られたのもよかった」と手応え。プロとして「たくさんの方が応援してくれていると感じながらプレーできたのが大学時代と違う。なかなか結果が出なくても応援してくれる人がいると、来季ももっともっと頑張りたいと思えるシーズンだった」と振り返った。

 「デサントにどのようなウエアを開発してほしいか」という新入社員からの質問には「自分はデサントのウエアが好きで、練習でも日常でも着ている。競技、生活を問わず、おしゃれな服を着たい」と希望を話した。

 参加した新入社員52人に祝辞を贈る“サプライズ”も。

 「プロになって改めて練習の大切さを実感しました」「自分が努力をやめてしまったら、それ以上の進歩や変化は起こせません。新しいチャンスもめぐっては来ません」「勝つためにどうしなければならないのかを考えるだけでなく、自分がこうしたい、こうしてほしい、正しいと思ったことは声に出して表現しなければ生き残ってはいけません」「チャンスを恐れることなく、やりたいと思ったことは何でも勇気を持って行動してみてください。そのチャレンジの先には、きっと新しい世界が待っています」など、プロ生活を通じて感じた思いを自らつづった約4枚分の祝辞を、4分間で読み上げた。

 「感謝、希望、努力が大切というところを伝えたいと思って文章を書いた。人前でしゃべるのは得意じゃないが、伝えたいことを伝えられたことはうれしい」と、めったにない機会を喜んだ。

 男子日本代表は今月29日に合宿が始まる。東京五輪前年シーズンは国内で開催される秋のW杯が最大の大会だ。

 「ここで結果を出さないと、自分たちも、見ている人も(五輪での活躍を)イメージできない。イメージできるかどうかで、本番で応援してくれるかどうかも変わってくるので、今年は今まで以上に結果を追及したい」と決意を語った。

  • 支援を受けるスポーツメーカー、デサントの東京本社を訪問し、新入社員に祝辞を読む石川祐希(右)=東京・目白