2019.3.28 15:10

元全日本女王の緒方亜香里が引退/柔道

元全日本女王の緒方亜香里が引退/柔道

現役生活を振り返った緒方亜香里さん(撮影・石井文敏)

現役生活を振り返った緒方亜香里さん(撮影・石井文敏)【拡大】

 2012年ロンドン五輪柔道女子78キロ級代表で、元全日本女王の緒方亜香里さん(28)=了徳寺学園職=が28日、千葉・浦安市内にある了徳寺大学で現役引退会見を開いた。「自分を信じて(ロンドン)五輪に出場できたのは良かった」と笑顔で語った。

 現役生活での一番の思い出を問われると、13年の全日本女子選手権を挙げた。無差別級の日本一決定戦での優勝に「女子柔道界の歴史に残った出来事。自分よりも大きい選手をバタバタと倒して、爽快だった。了徳寺学園に入社してすぐだったので、(会社の)名前を残せたこともうれしかった」と振り返った。

 近年はけがに悩まされていた。治療やリハビリをするなかでトレーナーを志すようになった。緒方さんは4月から東京都内の整形外科「みどりクリニック」で柔道整復師として働く。将来の目標は「世界選手権や五輪を経験してきたので(選手の)気持ちがわかると思う。了徳寺学園女子柔道部トレーナーとして支える側として柔道の世界に戻ること」と話した。

 また、アスリートのセカンドキャリアにも言及した。「トレーナー、柔道整復師、しんきゅう師も目指せるんだという道しるべとしても伝えていけたら」。“第2の人生”での活躍を誓った。

 緒方亜香里(おがた・あかり) 1990(平成2)年9月24日生まれ、28歳。熊本・宇城市出身。中学1年の時に柔道を始める。熊本・阿蘇高-筑波大-了徳寺学園医療専門学校。得意技は内股、大内刈り。2011年世界選手権銀メダル、12年全日本選抜体重別選手権優勝、同年ロンドン五輪2回戦敗退、13年全日本女子選手権優勝。172センチ。