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激動の相撲人生…貴景勝、新時代も貫く「貴乃花道」/春場所

激動の相撲人生…貴景勝、新時代も貫く「貴乃花道」/春場所

特集:
貴景勝
千賀ノ浦部屋の千秋楽パーティーで貴景勝(中央)は父・佐藤一哉さん(左)、母・純子さんと記念撮影。家族で大関とりを喜んだ (撮影・寺口純平)

千賀ノ浦部屋の千秋楽パーティーで貴景勝(中央)は父・佐藤一哉さん(左)、母・純子さんと記念撮影。家族で大関とりを喜んだ (撮影・寺口純平)【拡大】

 大相撲春場所千秋楽(24日、エディオンアリーナ大阪、観衆=7242人)平成最後の本場所で大関の座を手に入れた。関脇貴景勝(22)が大関栃ノ心(31)を押し出して10勝目を挙げ、場所後の昇進が事実上、決定した。日本相撲協会審判部は八角理事長(元横綱北勝海)に対し、大関昇進を諮る臨時理事会招集の要請を行い、了承された。これまで理事会で大関昇進が見送られた例はなく、理事会が開かれる27日に「新大関貴景勝」が誕生する。

 貴景勝が大関昇進を確実にした。「平成の大横綱」と呼ばれた元貴乃花親方(46)=元横綱=が師匠だった貴乃花部屋に入門し、わずか4年半。短い期間に環境の激しい変化を経験し、平成最後で看板力士の称号を手にすることになった。

 貴景勝は十両時代に「自分は“貴乃花道”を貫いていく。無駄にできる時間はない」と語っていた。横綱昇進時の伝達式で「不惜身命」の口上を述べた師の教えを受けた。ただ、昨年10月に元貴乃花親方は突然、日本相撲協会を退職した。

 貴景勝の快進撃は千賀ノ浦部屋移籍後に始まる。昨年11月の九州場所は小結で13勝して初優勝し、新関脇の先場所も11勝。自らを手本とする若手力士も増え「偉そうなことは言えないけど、行動で示さないといけない」と自覚する。全体の稽古終了後、一人で土俵周りでのトレーニングをこなして黙々と汗を流した。

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  • 平成28年3月、新十両昇進が決まり、当時師匠の貴乃花親方(右)と会見に臨んだ貴景勝
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