2019.3.24 18:34

廃部の日本製紙が記念試合 満員のファン、最後惜しむ/アイスホッケー

廃部の日本製紙が記念試合 満員のファン、最後惜しむ/アイスホッケー

王子との「メモリアルマッチ」を終え、ファンの声援に応える上野拓紀主将(右端)ら日本製紙の選手たち=東京・DyDoアリーナ

王子との「メモリアルマッチ」を終え、ファンの声援に応える上野拓紀主将(右端)ら日本製紙の選手たち=東京・DyDoアリーナ【拡大】

 廃部が決まっているアイスホッケーの日本製紙が24日、東京・DyDoアリーナで王子との「メモリアルマッチ」に臨み、アジア・リーグなどで争ってきた長年のライバルとぶつかり合った。

 約70年の歴史を持つチームの最後の試合。席を埋めた約1800人のファンが声援を送った。存続を求めるファンの署名活動では1月から9万人以上が集まり、今月末に本拠地の釧路商工会議所に提出するという。

 試合は5-5からのペナルティーショット(PS)戦で王子が勝利。有終の美は飾れなかったが、日本製紙の小林弘明監督(47)は「十分に楽しめた。感謝の気持ちでいっぱい」としみじみ語った。

 日本製紙は引受先となる企業などを探しているが先行きは不透明。リーグや他のチームも安泰とはいえず、上野拓紀主将(32)は「アイスホッケー界の危機を食い止めたい。できることに最大限取り組む」と述べた。

 アジア・リーグは2009年に西武が廃部となり、首都圏にチームがない。今回は人気向上や普及を狙い、23日の男子日本代表戦と合わせて東京で企画された。