2019.3.23 05:00

【佐野稔の舞評論】北京五輪は4回転なしでは勝てない

【佐野稔の舞評論】

北京五輪は4回転なしでは勝てない

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女子フリーの冒頭で、4回転サルコーを決めるエリザベト・トゥルシンバエワ。銀メダルを獲得した=さいたまスーパーアリーナ

女子フリーの冒頭で、4回転サルコーを決めるエリザベト・トゥルシンバエワ。銀メダルを獲得した=さいたまスーパーアリーナ【拡大】

 フィギュアスケート・世界選手権第3日(22日、さいたまスーパーアリーナ)冒頭、トリプルアクセルからのコンビネーションジャンプに成功した紀平には期待したが、残念だ。2つ目のアクセルに成功していたら2位だった。坂本も後半のジャンプのミスがなければ2位か3位に入っていた。表彰台を決めたのは、ミスの度合いの差だった。

 2人とも初出場で、しかも5年ぶりとなる日本開催の世界選手権でよく頑張ったし、メダルを取れてもおかしくない演技だった。それでも届かなかったのは、世界のレベルが上がり、ミスが許されなくなっているということだ。

 トゥルシンバエワが世界選手権で女子初の4回転ジャンプを決めて2位になったのは、新時代の幕開けを意味するかもしれない。4回転を武器にするロシアのジュニア選手が出てくる2022年北京冬季五輪は、4回転なしには勝てない-。そう思って準備するに越したことはない。 (1976年インスブルック五輪代表)

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  • 女子フリーで演技をするエリザベート・トゥルシンバエワ=さいたまスーパーアリーナ(撮影・中井誠)
  • 女子フリー演技する紀平梨花=さいたまスーパーアリーナ(撮影・戸加里真司)
  • 女子フリージャンプで転倒した紀平梨花=さいたまスーパーアリーナ(撮影・中井誠)
  • 調整する坂本花織=さいたまスーパーアリーナ
  • 調整する坂本花織=さいたまスーパーアリーナ