2019.3.21 19:44

紀平梨花、3回転半13本中11本着氷 反撃へのろし/フィギュアスケート

紀平梨花、3回転半13本中11本着氷 反撃へのろし/フィギュアスケート

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紀平梨花の公式練習=さいたまスーパーアリーナ (撮影・中井誠)

紀平梨花の公式練習=さいたまスーパーアリーナ (撮影・中井誠)【拡大】

 フィギュアスケート・世界選手権 第2日(21日、さいたまスーパーアリーナ)女子ショートプログラム(SP)で7位と出遅れた紀平梨花(16)=関大KFSC=が、22日のフリーに向けて会場で公式練習を行い、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を13本中11本着氷させた。

 崖っぷちに立たされた紀平が反撃ののろしを上げた。「できるか、できないかというより、やるしかない」。3回転半が不発に終わった前夜のSP後の覚悟を示すように、力強く伝家の宝刀を抜いた。

 フリーの本番衣装を身にまとった予行演習。40分間の練習で、4連続を含めて13本中11本着氷させた。8割超の“成功率”で、巻き返しへの一歩を踏み出した。

 SP首位のアリーナ・ザギトワ(16)=ロシア=とは11・18点差。今季全8戦で1度もフリーのトップを譲らず、5度も優勝を果たしてきた“逆転の紀平”をもってしても、状況は厳しい。3回転半を2度決め、6・58点差をひっくり返した11月のNHK杯を超える好演が求められる。

 グランプリファイナルと四大陸選手権を合わせた女子初の同一シーズン3冠へ、2度組み込む予定の代名詞の成功は絶対条件。今季国際大会6戦負けなしの吉兆データを力にしたい。

 五輪には魔物の影があるという。初の世界女王争いに向けた調整期間で不安の波が押し寄せたとき、2022年北京冬季五輪期待の星は、母・実香さんと話し合った。「(既に)魔物が出まくってるね。世界選手権は五輪までに3回ある。五輪の練習が3回できると思おう」。16歳の大器にとって、どんな経験も糧となる。

  • 練習する紀平梨花=さいたまスーパーアリーナ(撮影・中井誠)
  • 練習する紀平梨花=さいたまスーパーアリーナ(撮影・中井誠)
  • 練習する紀平梨花=埼玉県さいたま市・さいたまスーパーアリーナ(撮影・戸加里真司)
  • 練習する紀平梨花=埼玉県さいたま市・さいたまスーパーアリーナ(撮影・戸加里真司)
  • 紀平梨花の公式練習=さいたまスーパーアリーナ(撮影・中井誠)
  • 公式練習で調整する紀平梨花=さいたまスーパーアリーナ
  • 着氷に失敗した紀平梨花=埼玉県さいたま市・さいたまスーパーアリーナ(撮影・戸加里真司)