2019.3.15 12:25

東京五輪のロボット発表 観客案内、飲食物配達も

東京五輪のロボット発表 観客案内、飲食物配達も

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、大会で活用するロボットの発表会を開いた。「史上最もイノベーティブ(革新的)な大会」の実現を目指す取り組みの一環で、車いすの観客を誘導したり飲食物を届けたりするロボットを披露した。ロボットプロジェクトの第1弾企画となる。

 トヨタ自動車が開発したロボット「HSR」は、高さ1メートル余り。腕が1本付いており、言葉を話すほか、時速2・2キロで走行して観客を客席に案内する。また、飲食物を運ぶ「DSR」は、観客がタブレット端末で注文すると近くまで運び、HSRが手渡す。発表会ではこうした動作のデモンストレーションが行われた。五輪とパラリンピックで陸上会場に16セット導入する予定。

 このほか、荷物を持ち上げる作業の負担を軽減するパナソニックのパワーアシストスーツも披露された。背中に装着して使うと腰の筋肉の負担が1~4割減り、作業効率が2割向上するという。

 大会運営での最先端技術活用は、外部有識者の「テクノロジー諮問委員会」が提言し、組織委が検討してきた。東京大会では選手村や競技会場でロボットが多様なニーズに対応することが期待されている。