2019.3.12 10:05

東京五輪の競技ピクトグラム50種類を発表、前回東京大会のコンセプト尊重

東京五輪の競技ピクトグラム50種類を発表、前回東京大会のコンセプト尊重

野球・ソフトボールのピクトグラム

野球・ソフトボールのピクトグラム【拡大】

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は、五輪開幕まで500日となった12日、大会の競技ピクトグラムを発表した。

 東京都内で行われた500日前イベントで、都内の小学生約50人と、ゲストのリオデジャネイロ五輪陸上男子400メートルリレー銀メダリストの飯塚翔太(27)=ミズノ、空手女子形の第一人者、清水希容(25)=ミキハウス=が、ピクトグラムが描かれたボードを掲げ、お披露目した。

 発表されたのは33競技の50種類。それぞれ単体とフレームに入ったものがある。開催都市採用種目で初めて五輪で行われる空手やサーフィン、スケートボードも作られた。1競技の扱いとなる野球とソフトボールや、空手の組手と形、自転車のロード、トラック、マウンテンバイクなどは、それぞれの特徴を捉えた別のデザインとなっている。

 ピクトグラムは文字を介さずに競技や施設を表現するデザイン。五輪では1964年の東京大会で初めて使用された。その後、駅など公共の場で施設を示すものとして広く普及、大会の遺産(レガシー)となっている。

 今大会では、そうした歴史を尊重。前回東京大会の基本コンセプトである、シンプルで機能的なデザインに立ち戻った。とはいえ同じデザインではなく、バスケットボールではダンクシュート、バレーボールではジャンプサーブを打つ場面を表象化するなど、よりダイナミックで、かつ今の競技に合わせたものとなっている。前回東京大会とほとんど同じに見える陸上競技も、細部をブラッシュアップしてある。

 近年の競技ピクトグラムは、2000年シドニー五輪がオーストラリアの先住民、アボリジニの道具であるブーメランをデザインに組み入れたものにしていたほか、04年アテネ五輪の古代ギリシャ風、08年北京五輪の篆書風など、開催地の歴史的、文化的特徴を盛り込む傾向が強かった。

 デザイン開発は17年6月にスタート。昨年5月から11月にかけて各国際競技連盟(IF)の承認を受け、今年2月には国内の商標調査・登録と国際オリンピック委員会(IOC)の承認を受けた。

 パラリンピック22競技のピクトグラム23種類は4月13日に発表される。

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