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【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】若者人気を過剰に意識してはいまいか

【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】

若者人気を過剰に意識してはいまいか

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五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔

 しかも音楽やファッションなどとの融合も楽しめ、新たな市場開拓も期待できる。オリンピック・ビジネスの救世主たり得るかもしれない。

 ただストリートダンスを承認するうえで、スポーツ性が気になる。主観を伴う採点種目は新体操やアーティスティック・スイミング、フィギュアスケートなどもあるが、さて、どこまで身体能力と芸術性などを明確に審査できるか。基準が重要になる。彼らの文化がオリンピックに合うのか、それも気がかりだ。

 ジイさん世代としては彼らの進出で、長く続く伝統スポーツが阻害されつつあることがつらい。

佐野 慎輔(さの・しんすけ)

 1954(昭和29)年生まれ、64歳。富山・高岡市出身。早大卒。スポーツ記者歴30年。五輪を5大会取材。産経新聞運動部長やシドニー支局長、サンケイスポーツ代表などを経て、2014年6月から現職。日本オリンピックアカデミーや笹川スポーツ財団の理事も務めている。