2019.3.3 11:32

元祖“山の神”今井正人、MGC出場権獲得/東京マラソン

元祖“山の神”今井正人、MGC出場権獲得/東京マラソン

6位でゴールする今井正人=東京都千代田区(撮影・蔵賢斗)

6位でゴールする今井正人=東京都千代田区(撮影・蔵賢斗)【拡大】

 東京マラソン(3日、東京都庁前-東京駅前)2020年東京五輪のマラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権が懸かる大会。今井正人(34)=トヨタ自動車九州=が2時間10分30秒で日本勢2位となる6位に入り、MGC出場権を獲得した。

 今井は2015年東京マラソンで日本歴代6位(当時)の2時間7分39秒をマークし、世界選手権代表に。しかし、髄膜炎を発症して本番は欠場を余儀なくされた。以降は代表争いに絡めずじまい。箱根駅伝5区の激走で「山の神」の異名をとり、実業団に進んで11シーズン。愚直に挑戦を繰り返してきた心身は行き詰まっていた。その様子を見て取った森下広一監督は昨年4月から半年間、今井をチームから切り離した。

 朝練習に参加するだけで、あとは自由。自分のペースでトレーニングするほかは、会いたい人に会いに行ったり、週末は陸上を完全に忘れて息子たちとキャッチボールに興じたりした。10月にチームに合流すると、後輩たちとの練習は新鮮で、きついメニューでも積極的にいけるという。元日の全日本実業団対抗駅伝は4区区間3位と好走を見せた。かつて箱根路をわかせたベテランが自身15度目の42・195キロで復活の兆しを見せた。