2019.3.2 13:30

阿部詩 卒業式で涙「思い出に残った3年間だった」/柔道

阿部詩 卒業式で涙「思い出に残った3年間だった」/柔道

  • 卒業式に出席した阿部詩=神戸市内・夙川学院高(撮影・石井文敏)
  • 夙川学院高の卒業式で涙ぐむ阿部詩=神戸市内・夙川学院高(撮影・石井文敏)
  • 夙川学院高の卒業式を終えた阿部詩=神戸市
  • 夙川学院高の卒業式で涙ぐむ阿部詩(手前)=神戸市
  • 夙川学院高の卒業式に出席した阿部詩(手前)=神戸市
  • 夙川学院高の卒業式を終え、花束を手に涙ぐむ阿部詩選手=2日午後、神戸市
  • 夙川学院高の卒業式を終え、笑顔で記念写真に納まる阿部詩選手(中央)=2日、神戸市
  • 夙川学院高の卒業式を終え、笑顔で記念写真に納まる阿部詩(中央)=神戸市

 柔道女子52キロ級で昨年の世界選手権覇者、阿部詩(うた、18)が2日、神戸市内の夙川学院高の卒業式に出席した。高校生活最後のひとときを過ごし「思い出に残った3年間だった。寂しい気持ちもあるけど、新たにスタートするすっきりした気持ちでもある」と心境を語った。

 卒業式では運動部の活動などの功績をたたえる賞の表彰状を代表して壇上で受け取り、メダルも授与された。終盤、先生から「旅立ちの日に」をおくられると、「ここでの思い出がよみがえってきた」と涙を流した。式後は、教室に戻って最後のホームルーム。3年間同じだったクラスメートとの別れを惜しんだ。

 高校2年で講道館杯とグランドスラム東京を制覇、3年秋には初出場した世界選手権で優勝。世界のトップ選手へと飛躍を遂げた3年間だった。「精神面が成長した。どんなことがあっても、あきらめずにできた。波がなくなったのは、自分でも成長したと思う」。

 日本代表の大会や遠征などがあり、学校行事になかなか参加することができなかったというが、今年2月上旬に修学旅行に出かけた。最高の仲間と過ごした北海道旅行に「最後にみんなと思い出を作ることができて良かった」と振り返った。

 すでに今夏の世界選手権(日本武道館)代表に内定する詩は、15日開幕のグランドスラム・エカテリンブルク国際大会(ロシア)に出場し、5カ月後の決戦に向けてギアを上げる。今春から世界選手権2連覇中の兄・一二三(ひふみ、21)が通う日体大に進学する18歳は「もっと強くなれるチャンスが転がっていると思う。東京五輪1年前、一歩一歩歩んでいきたい」と決意した。