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まげ姿見た~い!元横綱稀勢、荒磯親方“効果”で園田競馬場稽古にファン殺到

まげ姿見た~い!元横綱稀勢、荒磯親方“効果”で園田競馬場稽古にファン殺到

特集:
稀勢の里
園田競馬場で閑散期は未使用の建物が稽古場として提供された。競馬で使用していたモニターと奥の馬券売り場は、ビニールで覆われた。左端は荒磯親方(撮影・松永渉平)

園田競馬場で閑散期は未使用の建物が稽古場として提供された。競馬で使用していたモニターと奥の馬券売り場は、ビニールで覆われた。左端は荒磯親方(撮影・松永渉平)【拡大】

 大相撲の元横綱稀勢の里、荒磯親方(32)が部屋付きとして所属する田子ノ浦部屋は26日、3月の春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)で宿舎とする兵庫・尼崎市の園田競馬場内で、大阪入り後初の稽古を開始した。地方場所で大相撲の部屋が競馬場内に宿舎を構えた例はなく、競馬開催日のこの日には早くも来場者の数字が跳ね上がる「荒磯効果」が判明。異色のコラボレーションで新たな化学反応を起こす。

 人、人、人がやってくる。競馬開催日の午前10時。稽古場からもみえる正入場門が開くと、大集団が約100メートル先にある場内第4投票所を利用した稽古場を目指して押し寄せた。稽古場では白の稽古まわしを締めた荒磯親方が、三段目以下の力士を指導中。土俵では大関高安が、若い衆に胸を出していた。

 窓越しに見学できる稽古場には相撲ファンばかりでなく、競馬観戦に訪れた観客らのべ約500人が二重、三重となって取り囲む。兵庫県競馬組合総務部・企画広報課によると、開門直後の午前11時の集計では、1106人が100円の入場料金を支払って入場していた。競馬開催日だった19日の同様の集計では478人、12日には500人だっただけに、橋本久人広報課長(53)は「競馬以外の要因があるのでしょう」。大阪でみられる元稀勢の里の最後のまげ姿。「荒磯効果」が数字となって表れた。

 地方場所で大相撲の部屋が競馬場内に宿舎を構えた例はなく、荒磯親方は「いい土俵でいい稽古ができた。なかなか相撲に触れ合うことのなかった人たちにも興味をもってもらえたら」。現役時代は寡黙な力士だったが、引退後は親方として、言動でファン拡大に取り組む。

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  • 競馬場内にある田子ノ浦部屋で若い衆を指導する荒磯親方(左)。後進の育成とファンサービスを両立する
  • パドックの奥に立てられた田子ノ浦部屋ののぼり=園田競馬場(撮影・松永渉平)
  • 競馬場内にある田子ノ浦部屋の稽古をみる人たち=園田競馬場(撮影・松永渉平)
  • 尼崎市の園田競馬場(撮影・二星昭子)
  • 競馬場内にある田子ノ浦部屋で力士たちと稽古する荒磯親方左奥は高安=園田競馬場(撮影・松永渉平)
  • 競馬場内にある田子ノ浦部屋で稽古をする力士たち右から2番目は荒磯親方=園田競馬場(撮影・松永渉平)
  • 園田競馬場(場内施設)