2019.2.19 05:03

小林陵、W杯シーズン11勝!次戦にも日本男子初個人総合V/ジャンプ

小林陵、W杯シーズン11勝!次戦にも日本男子初個人総合V/ジャンプ

今季11勝目を挙げた小林陵。記録的な快進撃は続く (共同)

今季11勝目を挙げた小林陵。記録的な快進撃は続く (共同)【拡大】

 ノルディックスキー・W杯ジャンプ男子個人第22戦(17日、ドイツ・ビリンゲン=HS145メートル、K点130メートル)小林陵侑(りょうゆう、22)=土屋ホーム=が146メートル、144メートルの合計274・4点で今季、通算ともに11勝目を挙げた。史上6人目で日本男子初のシーズン11勝を達成。表彰台は今季16度目で、1998-99年の船木和喜(43)=フィット=の15度を上回り日本男子の単独最多記録となった。早ければ3月10日の次戦にも日本男子初となるW杯個人総合優勝が決まる。

 4試合ぶりに“定位置”に戻ってきた。小林陵は2位に飛距離換算で12メートルもの大差をつける圧勝劇だ。

 「集中していいジャンプができて良かった」

 1回目に1人だけヒルサイズ(145メートル)を越える146メートル。2回目も144メートルで、2万人超の観客は悲鳴に近い歓声を上げた。場内放送は「スバラシイ」と日本語でアナウンス。1シーズンでの11勝は歴代4位で、日本勢では葛西紀明(土屋ホーム)の1シーズン6勝を1月4日に超えて更新し続けている。

 「アプローチ(助走姿勢)がうまく組めた」と本人。帯同する宮平秀治ヘッドコーチによると、1カ月ほど前から助走で「お尻が(全勝優勝した)ジャンプ週間の時より下がっていた。動きにくいポジションにいた」。試合前に「そこだけ気をつけるように」と助言。すぐに修正し、大ジャンプにつなげた。

 小林陵はW杯総合得点1620ポイントで首位を独走中。2位は475ポイント差で2018年平昌冬季五輪ラージヒル個人金のカミル・ストッフ(31)=ポーランド。個人総合優勝は2人に絞られ、世界選手権(20日開幕、オーストリア)をはさんで3月10日の次戦(ノルウェー)で小林陵の総合Vが決まる可能性が出てきた。次戦でストッフに500ポイント以上の差をつけることが条件で、小林陵が優勝した場合、ストッフが3位以下なら総合優勝が確定する。

 世界選手権でも日本勢初の個人2冠に期待が懸かる。歴史を塗り替え続ける22歳のエースは「気持ちよく(世界選手権に)入れそう」と不敵に笑った。

  • 小林陵侑の飛躍=ビリンゲン(DPA=共同)
  • W杯ジャンプ男子個人第22戦で優勝し、トロフィーを持つ小林陵侑(中央)=ビリンゲン(DPA=共同)
  • W杯ジャンプ男子個人第22戦で優勝し、喜ぶ小林陵侑=ビリンゲン(共同)
  • W杯ジャンプ男子個人第22戦で優勝し、喜ぶ小林陵侑=ビリンゲン(共同)
  • 上位成績
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  • ノルディックスキー・W杯ジャンプ男子個人総合3傑
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