2019.2.14 05:03

【衝撃の異変 池江璃花子(上)】おリンピックでゆうしょうした

【衝撃の異変 池江璃花子(上)】

おリンピックでゆうしょうした

特集:
池江璃花子
池江が小学校低学年時代に描いた、自らが表彰台に立って金メダルを首からかける絵

池江が小学校低学年時代に描いた、自らが表彰台に立って金メダルを首からかける絵【拡大】

 競泳女子の池江璃花子(18)=ルネサンス=が、白血病と診断されたことを公表した。東京生まれで東京育ちのヒロイン候補が抱いていた2020年東京五輪への思いや、一身に期待を背負わざるをえなかった状況を2回にわたり紹介する。

 「おリンピックでゆうしょうした」(原文ママ)。池江は小学校低学年時代に、自らが表彰台の頂点に立って金メダルを首からかける絵を描いて当時のコーチ、清水桂氏に渡した。小さな頃から大きな夢を持っていたスイマーは、レースや表彰台に乗るまでのイメージトレーニングをしながらプールで勝利を重ね、次第にその可能性を広げていった。

 2013年9月8日早朝。母から「決まったよ」と教えられた。20年東京五輪の開催だ。当時は中学1年。「まさか自分が五輪に出るとも思っていなかった」と振り返るが、そこからの成長ぶりはすさまじかった。

 中学3年で15年世界選手権の代表に入り、16年リオデジャネイロ五輪は7種目に出場。昨年のアジア大会で6冠を達成するなど、18歳で日本女子のエースに成長した。地元の五輪に「自分の国で開催される五輪は特別だと思うし、そこで結果を出すことに意味がある」と強い意欲を示していた。

 照準を合わせていたのは、昨年の世界ランキング1位だった100メートルバタフライ。昨秋は同種目で世界記録を持つサラ・ショーストロム(スウェーデン)との合同練習を敢行した。今年は「19年に(世界選手権で)メダルを取れれば、20年もメダルの可能性が広がってくる」と並々ならぬ決意を示していたが、突然の試練に見舞われた。

  • 池江は昨年7月24日、東京・墨田区で行われた東京五輪あと2年に合わせたイベントに参加。法被を着て盛り上げた
  • 池江璃花子・昨年からの経過