2019.2.13 05:05(1/2ページ)

池江璃花子、白血病公表…東京五輪へ「さらに強くなった姿を」/競泳

池江璃花子、白血病公表…東京五輪へ「さらに強くなった姿を」/競泳

特集:
池江璃花子
昨年8月のジャカルタ・アジア大会で日本勢1大会最多の6冠を達成した池江。半年後に病魔に襲われるとは…

昨年8月のジャカルタ・アジア大会で日本勢1大会最多の6冠を達成した池江。半年後に病魔に襲われるとは…【拡大】

 競泳女子のエースで、個人5種目の日本記録を持つ池江璃花子(18)=ルネサンス=が12日、白血病と診断されたことを自身のツイッターで公表した。体調不良を訴え、合宿先のオーストラリアから緊急帰国して検査を受けていた。金メダル獲得が期待される2020年東京五輪は出場さえ厳しい状況に立たされたが、「さらに強くなった姿を見せられるよう頑張っていきたい」とつづった。

 開幕まで527日となった2020年東京五輪のヒロイン候補を突然の病魔が襲った。日本記録を次々に塗り替えてきた池江がこの日の午後、自身のツイッターを更新。白血病と診断されたことを書き込んだ。

 「私自身、いまだに信じられず、混乱している状況です。ですが、しっかり治療をすれば完治する病気でもあります」

 長身の171センチ。長いリーチを生かした泳ぎで昨年8月、パンパシフィック選手権の100メートルバタフライを56秒08の日本新記録で制し、主要国際大会で初めて金メダルを獲得。この種目で世界ランキング1位となった。その後開催されたジャカルタ・アジア大会で日本勢の1大会最多となる6冠を手にし、MVPを獲得。万全の状態なら東京五輪で複数のメダル獲得が期待できる18歳には、思いもしなかった苦難だ。

 池江は先月13日、東京都内で実施された競技会で今年初レースに臨んだが、100メートルバタフライで自身の日本記録から4秒以上遅い1分0秒41と振るわなかった。同18日からのオーストラリア合宿では練習中に激しく肩で息をするなど異変が見られた。現地の病院での検査結果を受けて10日までの予定だった合宿を切り上げ、8日に緊急帰国して再検査していた。

 日本水泳連盟などによると池江は入院中で、担当医師からは早期発見だったと伝えられた。今後は治療に専念するため、16日からのコナミ・オープン(千葉)や4月2日からの日本選手権(東京)の出場は断念。退院や復帰の時期は未定だ。治療には最短でも8カ月前後の時間が必要とされ、万全な状態で来年4月の五輪代表選考会に臨むことが厳しい見通しとなった。

【続きを読む】

  • 池江の白血病公表を受けて記者会見する(左から)三木コーチ、上野副会長、青木会長、ルネサンスの吉田社長(撮影・財満朝則)
  • 池江の白血病公表を受けて記者会見する、(中央左から)ルネサンスの三木二郎コーチ、日本水泳連盟の上野広治副会長、同・青木剛会長ら=東京・渋谷区(撮影:財満朝則)
  • 池江選手の白血病公表を受けて記者会見する、(左から)ルネサンスの三木二郎コーチ、日本水泳連盟の上野広治副会長、同・青木剛会長、ルネサンスの吉田正昭社長=東京・渋谷(撮影:財満朝則)
  • 合宿から帰国し、囲み取材に応じる平井コーチ=成田空港第1ターミナル(撮影・菊本和人)
  • 東京五輪・競泳個人種目の日本代表選考方法
  • 池江璃花子が塗り替えた日本記録