2019.2.13 05:03

紀平、四大陸Vから凱旋!世界選手権は3回転半を「フリーで2本」/フィギュア

紀平、四大陸Vから凱旋!世界選手権は3回転半を「フリーで2本」/フィギュア

特集:
紀平梨花
LOVEフィギュアスケート
大勢の報道陣やファンが待ち受ける中、帰国した紀平(中央)。世界選手権では3回転半を2度跳ぶことを誓った(撮影・菊本和人)

大勢の報道陣やファンが待ち受ける中、帰国した紀平(中央)。世界選手権では3回転半を2度跳ぶことを誓った(撮影・菊本和人)【拡大】

 フィギュアスケートの四大陸選手権女子で初出場優勝を飾った紀平梨花(16)=関大KFSC=が12日、成田空港着の全日空機で米国から帰国。3月の世界選手権(20日開幕、さいたま)に向けて、四大陸では1本にとどまったフリーでのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2本跳ぶと明言した。代名詞を決め、グランプリ(GP)ファイナル、四大陸と合わせた女子史上初の同一シーズン3冠を目指す。男子で優勝した宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=も帰国した。

 無数のフラッシュを全身に浴びた紀平が、誇らしげに金メダルを掲げた。約11時間のフライトにも疲労の色は見えない。視線の先を世界選手権に向けた。

 「トリプルアクセルはフリーで2本いきたい」

 帰国してもなお、激闘の証しは左手に残っていた。亜脱臼した薬指と中指には何重にもテープが巻かれていた。四大陸選手権ではけがの影響で、ジャンプの際に胸の前で拳を握れなかった。思うように回転軸をつくれず、ショートプログラム(SP)での3回転半は不発。フリーでは予定した2本を1本にした。

 自国開催の頂上決戦では、代表入りが有力視されるアリーナ・ザギトワ(16)ら強敵ロシア勢との覇権争いが待つ。GPファイナル、四大陸と合わせた女子の同一シーズン3冠は、憧れの浅田真央でもなし得なかった。SPで1本、フリーで2本の大技を跳ぶ必勝プログラムで、銀盤の歴史を作るつもりだ。

 近日中に患部の精密検査を受け、世界選手権に向けた強化の一環とする21日からのチャレンジ杯(オランダ)出場可否を判断する。28日からは米コロラド州に渡り、標高1800メートルの高地でのジャンプ強化合宿に励む。

 「世界選手権ではショート、フリーとも完璧な演技で滑って自己ベストを更新したい」。時代を切り開いてきた代名詞を、銀盤のヒロインは日本のファンに披露する。 (鈴木智紘)

  • 四大陸選手権から帰国し、囲み取材後に、写真撮影に応じる紀平梨花=12日、成田空港第1ターミナル(撮影・菊本和人)
  • 四大陸選手権から帰国した紀平梨花=成田空港第1ターミナル(撮影・菊本和人)
  • 紀平梨花・今季成績
  • フィギュアスケート・世界選手権日程
  • フィギュアスケート・世界選手権日本メンバー