2019.2.5 11:13

鍋倉那美がGSパリへ出発、世界ランク1位も金メダリストも倒す/柔道

鍋倉那美がGSパリへ出発、世界ランク1位も金メダリストも倒す/柔道

出発前に取材に応じた女子63キロ級の鍋倉那美=羽田空港

出発前に取材に応じた女子63キロ級の鍋倉那美=羽田空港【拡大】

 柔道のグランドスラム(GS)パリ大会(9-10日)に出場する日本代表の一部が5日、羽田空港から出発。出発前に取材に応じた女子63キロ級で2018年ジャカルタ・アジア大会女王の鍋倉那美(21)=三井住友海上=は地元の世界女王を倒し、初優勝することを目標に掲げた。

 今大会の女子63キロ級は、ハイレベルな闘いが予想される。世界ランキング1位のアグベニェヌ(フランス)、リオデジャネイロ五輪女王で同2位のティナ・トルステニャク(スロベニア)ら世界ランク1桁順位の選手が6人出場する。同3位の鍋倉にとって格好のアピールの場となる。

 トルステニャク(スロベニア)には勝ち越しているだけに昨年の世界選手権女王・アグベニェヌに闘志を燃やす。同12月のマスターズ(中国)で初対戦。延長の末に敗れたが「かなわない相手ではないと思った。しぶとく延長戦になっても勝ちきりたい」。今大会前には過去にアグベニェヌが敗れた試合をビデオで研究した。鍋倉は「(アグベニェヌが)倒れやすい方向がわかった気がしたので、その方向に崩れるように練習してきた」と対策を練ってきた。

 昨年の世界選手権2位の田代未来(みく、24)=コマツ=らと日本代表を争う鍋倉は昨年大会は5位に沈んだ。「去年はパリ大会に出られるだけで満足していた。現実と自分がうまく向き合えていなかった。『自分が東京五輪に出たい』という思いがあるので、そのために勝ちたい」。パリで20年東京五輪に向けての号砲を鳴らす。