2019.2.3 19:32

内村航平、中国との合宿で収穫「人生を懸けていた」/体操

内村航平、中国との合宿で収穫「人生を懸けていた」/体操

特集:
内村航平
羽田空港に帰国した内村航平

羽田空港に帰国した内村航平【拡大】

 体操男子の中国との異例の合同合宿を終えた日本の強化選手が3日、羽田空港着の航空機で帰国した。エースの内村航平(30)=リンガーハット=は「日本の選手よりも命を、人生を懸けていた」と、無休で練習を行うライバル国の強さの秘密を明かした。

 昨秋の世界選手権で団体総合を制した中国は休まず鍛錬し、練習の強度を緩める日を設けながら強化を図っていたという。「毎日同じ練習を同じ強度で同じ量やって、ほぼ失敗がなかった。緩急をつけていた」と内村。週休2日で腕を磨く日本の顔は、約1週間の合宿で好敵手の練習量を目の当たりにした。

 スマートフォンの翻訳アプリを使い、積極的に対話を図った。世界選手権の種目別平行棒を異次元の16・433点で2連覇した鄒敬園は、敵無しの現状に満足せず、演技の難度を高めようと試みていたという。「(中国の選手は)ちょっと話すときと練習のときとでは表情が別人になる。僕ら(の練習)には見向きもしないくらい集中していた」と舌を巻いた。

 体操ニッポンが2016年リオデジャネイロ五輪の団体総合を制したのは、今や過去の栄光となった。今月中旬には中国が東京を訪れる。「なぜ中国が強いのか謎はちょっと解けた」と内村。切磋琢磨(せっさたくま)の先に道は開ける。