2019.1.16 09:53

稀勢の里、引退は「本人が決めた」 田子ノ浦親方が明かす

稀勢の里、引退は「本人が決めた」 田子ノ浦親方が明かす

特集:
稀勢の里
報道陣の囲み取材に応じた田子ノ浦親方=東京・江戸川区(撮影・佐藤徳昭)

報道陣の囲み取材に応じた田子ノ浦親方=東京・江戸川区(撮影・佐藤徳昭)【拡大】

 大相撲の第72代横綱稀勢の里(32)=本名萩原寛、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が大相撲初場所4日目の16日、現役を引退することが決まった。師匠の田子ノ浦親方が同日、明らかにした。

 田子ノ浦親方は「きょうはもう出場しません。きょうで稀勢の里は引退をします」と、部屋の前で記者に伝えた。

 稀勢の里は3日目の15日、東前頭筆頭の栃煌山(31)に寄り切られ、初日から3連敗。昨年9月の秋場所千秋楽から8連敗(不戦敗を除く)となり、貴乃花を抜いて単独ワースト記録となっていた。

 引退の決断の理由については「本人から昨日聞きまして。決めたことは本人が決めたんですけど。理由というのは深くは語らなかったんですけど、やっぱり出ても、思ったような相撲が取れていない。全力では取っていましたけど、なかなか取れていないのが現状だと思いますし。横綱だから結果を出さないといけないと思うんで。なかなかそういう結果に結びつかなかった」と語った。

 稀勢の里とはどれくらい話をしたのか、との問いには「何度かに分けて。本人も思うところがあったと思いますし。30分ぐらいですね。そう簡単に決断したことではないとは思います」と明かした。

 稀勢の里が思うような相撲が取れなくなった原因については「本人の口からではないので。ただ、一生懸命、稽古もしていましたし。できることをやって、なかなかみなさんの前で結果を出せなかったというのは、気持ちの面もあったんじゃないか、と」と稀勢の里の心中を思いやった。

 引退の理由については「聞いてないです」とし、「そうですね。結果を出せるなら…ファンの方にもあれですけど、本人ももっとやってほしかった。できるんじゃないかなとは思っていた」と話した。

 今後について、親方として協会で指導するのかを聞かれると「将来もありますし、これから。まだ話はしていないんで。でも、将来的にはそうなると思います」と話した。