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稀勢、進退場所いきなり黒星…横綱歴代ワースト6連敗/初場所

稀勢、進退場所いきなり黒星…横綱歴代ワースト6連敗/初場所

特集:
稀勢の里
稀勢の里(右)は御嶽海に押し出されて初日黒星。進退が懸かる初場所は厳しいスタートとなった (撮影・菊本和人)

稀勢の里(右)は御嶽海に押し出されて初日黒星。進退が懸かる初場所は厳しいスタートとなった (撮影・菊本和人)【拡大】

 大相撲初場所初日(13日、両国国技館、観衆=1万936)昨年11月の九州場所を途中休場し、進退が懸かる横綱稀勢の里(32)は小結御嶽海(26)に押し出されて黒星発進。昨年の秋場所千秋楽から不戦敗を除いて6連敗となった。横綱として出場し、初日に敗れた場所はいずれも途中休場に追い込まれており、不安が広がる。ともに全休明けの横綱白鵬(33)、鶴竜(33)は白星スタート。3大関は平幕相手に総崩れとなった。

 新春初日の華やかさとは縁遠い。平成最後の国技館開催場所は結びの一番。呼出しに呼び上げられて稀勢の里が土俵へ上がる。拍手と大声援が幾重にも重なり、「頑張れ!」「辞めないでくれ!」。「勝ってくれ!」。ただ一人の日本出身横綱が進退を懸ける正念場。悲壮感が土俵を包んだ。

 立ち合い。右で相手の左腕を抱え込み、得意の左差しにこだわった。だが、御嶽海の強烈な右おっつけにそれを果たせず、強引な突き落とし。これが懐へ呼び込むかたちになって、押し出された。

 これで平成30年秋場所千秋楽から不戦敗を除いて6連敗。貴乃花ら過去4人が喫した、横綱の歴代ワースト連敗記録に並んでしまった。いきなり切り替えと修正が迫られる稀勢の里は「そうですね…」。相づちを2度繰り返しただけだった。

 九州場所では横綱として87年ぶりに初日から4連敗(不戦敗を除く)。右膝を痛め、在位11場所で9度目の休場となり、場所後の横綱審議委員会(横審)は不祥事以外では初めて「激励」を決議。この初場所で進退が問われることになった。

 横審・北村正任委員長(77)=毎日新聞社名誉顧問=はこの日、初場所初日恒例の本場所総見のため来場して観戦。打つ手なく敗れた横綱の姿に「何を話せばいいか…残念だ。この場所を全うできるのか、不安になる」と嘆息した。

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  • 稀勢の里(奥)を押し出しで破った御嶽海=両国国技館
  • 御嶽海(手前)に押し出される稀勢の里=両国国技館
  • 横綱・稀勢の里土俵入り=東京都墨田区・両国国技館(撮影・大橋純人)
  • 取組前、鶴竜(左)から力水をつけてもらう稀勢の里(右)=東京都墨田区・両国国技館(撮影・大橋純人)
  • 大相撲初場所で土俵入りする幕内力士=13日、東京・両国国技館
  • 大相撲初場所が初日を迎え、協会あいさつをする日本相撲協会の八角理事長(中央)と横綱、三役力士=13日、東京・両国国技館
  • 錦木(右)が上手投げで豪栄道を破る=両国国技館
  • 北勝富士(右)が押し出しで栃ノ心を破る=両国国技館
  • 逸ノ城(右)に突き出しで敗れた高安=両国国技館
  • 突き出しで栃煌山を下す鶴竜=両国国技館(撮影・佐藤徳昭)
  • 押し出しで阿炎に勝った佐田の海=両国国技館(撮影・菊本和人)
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