2019.1.14 05:02

小林陵、止まらん史上最多6連勝!原田に並ぶW杯通算9勝/ジャンプ

小林陵、止まらん史上最多6連勝!原田に並ぶW杯通算9勝/ジャンプ

表彰式でガッツポーズする小林陵。W杯6連勝を達成した(共同)

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 ノルディックスキー・W杯ジャンプ男子個人第12戦(12日、イタリア・バルディフィエメ=HS135メートル、K点120メートル)年末年始のジャンプ週間で4戦4勝の完全制覇を達成した小林陵侑(りょうゆう、22)=土屋ホーム=が135メートル、136メートルの合計315.0点で圧勝し、史上最多に並ぶ6連勝を果たした。W杯ジャンプ男子の6連勝は5人目。今季の個人第2戦で初優勝した22歳は、日本選手のW杯シーズン最多勝利記録を9に伸ばし、通算勝利数では日本歴代3位の原田雅彦に並んだ。

 今の小林陵は怖いものなしだ。ライバルを悩ませた追い風も、雪を固めてつくった近年では珍しい助走路も、22歳のジャンパーはお構いなしだった。2回目にはジャンプ台記録に並ぶ136メートルの大飛躍を見せて圧勝。アホネン、シュリーレンツァウアーら名選手に続く史上最多のW杯6連勝を達成した。

 「リラックスして集中できた。レジェンドたちに並べてすごくうれしい」

 節目のW杯50試合目。1回目はK点(120メートル)に達した選手が50人中8人で、2位クバツキも122メートルにとどまった難条件の中、別次元の135メートルを飛んで観客のどよめきを誘った。波打って滑りにくい助走路も「小学生の時を思い出す」と苦にしない。2回目は他の有力選手より1段低い位置からスタートしながら「ちょっと飛びすぎた」。着地後にガッツポーズした際、勢い余って転ぶおまけまで付いた。

 伝統のジャンプ週間で史上3人目の4戦全勝を達成し、注目度が高まって迎えた一戦でも、重圧とは無縁だ。個人総合は首位を独走中で、日本男子初の王者誕生へと突き進む。「勝つのが当たり前みたいに周りもなっているし、自分もちょっと慣れがあるので気を付けたい」。冷静に足元を見つめた。

データBOX

 ◎…小林陵のW杯6連勝は2008-09年シーズンのシュリーレンツァウアー(オーストリア)以来、10季ぶりの快挙となった。04-05年シーズンのアホネンとハウタマキ(ともにフィンランド)と07-08年シーズンのモルゲンシュテルン(オーストリア)も達成している。13日の個人第13戦で新記録樹立に挑む。 ◎…通算勝利数は1990年代に活躍した原田と肩を並べる日本男子歴代3位の9勝に伸ばした。1位は葛西の17勝で、2位は船木和喜(フィット)の15勝。

小林 陵侑(こばやし・りょうゆう)

 1996(平成8)年11月8日生まれ、22歳。岩手県出身。2016年からワールドカップ(W杯)に参戦。18年平昌冬季五輪はノーマルヒル7位、ラージヒル10位。今季は昨年11月のW杯個人第2戦で初勝利を挙げ、伝統のジャンプ週間で史上3人目の4戦全勝優勝を達成した。兄の潤志郎はW杯1勝で姉と弟もジャンプ選手。岩手・盛岡中央高出、土屋ホーム。173センチ、60キロ。

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