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【平成の真実(26)】平成6年6月25日「JRA初、短期免許で外国人が騎乗」

【平成の真実(26)】

平成6年6月25日「JRA初、短期免許で外国人が騎乗」

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平成の真実
バラエティー番組にも出演したリサ・クロップ騎手。JRA唯一の女性騎手として注目された

バラエティー番組にも出演したリサ・クロップ騎手。JRA唯一の女性騎手として注目された【拡大】

 平成6(1994)年6月25日。JRAで初めて、外国人騎手が短期免許で騎乗した。ニュージーランドからやってきた23歳の女性騎手、リサ・クロップ。世界的には無名だったジョッキーの果敢なチャレンジが、現在まで続く外国人騎手の来日につながる第一歩だった。 (取材構成・片岡良典)

 現在の中央競馬は、外国人騎手を中心に展開されているといっても過言ではない。通年免許を取得したクリストフ・ルメール、ミルコ・デムーロの2人以外にも、世界の名手が好成績を残している。

 その外国人騎手に門戸が開かれたのは、平成6年。1年のうち3カ月以内という期限付きで、短期免許を取得できることが決まった。昭和56年の第1回ジャパンCをメアジードーツで勝ったキャッシュ・アスムッセン(米国、その後フランス)、本場英国のダービージョッキー、アラン・ムンロ(英国)らが免許申請に動くと報じられたが、蓋を開けてみると短期免許第1号は、全くの意外な人物。ニュージーランドで活躍していた23歳の女性騎手、リサ・クロップだった。

 「短期免許制度の通達が出ると、すぐに(クロップの身元を引き受けた)崎山調教師から問い合わせがありました。免許取得には、身元引受人の確保や就労ビザ取得の必要がありますが、彼女の場合はすべてスムーズに運んだのでしょう」

 当時、免許登録部免許課係長だった庄村之伸(ゆきのぶ)現・美浦トレセン技術参事役(60)が振り返る。幸いなことに、当時は競馬学校の騎手課程に3人の女性騎手候補生(田村真来、細江純子、牧原由貴子)が在籍。女性用の施設を整備する段階だったこともあり、混乱もなくデビューを迎えた。

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