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吉田沙保里が引退…偉業だらけの“霊長類最強女子”、東京五輪前年に決断/レスリング

吉田沙保里が引退…偉業だらけの“霊長類最強女子”、東京五輪前年に決断/レスリング

特集:
吉田沙保里
2012年8月、ロンドン五輪で金メダルを獲得した吉田。“霊長類最強女子”と呼ばれたレジェンドが現役引退を決めた

2012年8月、ロンドン五輪で金メダルを獲得した吉田。“霊長類最強女子”と呼ばれたレジェンドが現役引退を決めた【拡大】

 2020年東京五輪を1年半後に控え、霊長類最強女子がマットを去る-。レスリング女子で五輪3連覇の吉田沙保里(36)=至学館大職=が8日、現役を引退することを自身のツイッターで発表した。世界大会16連覇など圧倒的な強さで国民栄誉賞も受賞したが、ぎりぎりまで模索した東京五輪出場は断念することを決断。10日に東京都内で記者会見を開く。

 五輪3連覇、世界大会16連覇、個人戦206連勝。無類の強さを誇った「霊長類最強女子」吉田が現役引退を決めた。

 「33年間のレスリング選手生活に区切りをつけることを決断いたしました」(自身のツイッターより、原文ママ)

 吉田はこの日、日本レスリング協会を訪れ、笑顔で引退の報告をした。関係者によると、今後も代表コーチを続ける意向という。ツイッターで「改めて引退のご報告と感謝の気持ちをお伝えしたい」として、10日の会見で現在の心境などを自らの口で明かす予定だ。

 約2年半の葛藤の末、決意した。2016年リオデジャネイロ五輪で4連覇を逃して銀メダル。その後は試合出場がなく、進退を“保留”。この2年半、東京五輪出場も視野に母校・至学館大のレスリング部と日本代表で兼任コーチとして練習は重ねていた。

 レスリングの東京五輪代表は、今年9月の世界選手権でメダルを獲得すれば決まる。世界選手権代表になるには6月の全日本選抜選手権で優勝した上で、昨年12月の全日本選手権を制した選手とのプレーオフに勝たなければならない。全日本選抜に出場するにも、今春の予選会を勝ち抜く必要がある。若手を指導する中で世代交代を肌で感じた36歳には、練習で再び鍛え上げることが厳しくなっていた。

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  • 昨年12月の全日本選手権。吉田(左)は至学館大のコーチとして後輩の登坂のセコンドについていた
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