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【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】箱根駅伝考案の金栗四三はマスコミ活用がうまかった

【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】

箱根駅伝考案の金栗四三はマスコミ活用がうまかった

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五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔
若き日の金栗四三。日本マラソンの父と呼ばれ、普及に尽力した

若き日の金栗四三。日本マラソンの父と呼ばれ、普及に尽力した【拡大】

 この数字は予想通りだったのか、期待外れなのか、それは知らない。

 6日に始まった今年のNHK大河ドラマ「いだてん」の第1回の視聴率は関東地区で15・6%、関西では12・9%。関東では2000年以降で2番目に低く、関西では最低だった。

 初めてオリンピックを題材とした大河ドラマを待っていた身としては、少し残念ではある。

 宮藤官九郎脚本らしいテンポの良さ。バンカラの気風を残すスポーツ集団、天狗倶楽部をちょっとウザくて、チャラい役割に割り振ったところがクドカンらしく、今後の展開が楽しみだ。

 日本初のSF作家、押川春狼率いる「天狗」の面々は、じつは大変なインテリ集団である。1911(明治44)年、22回にわたって連載された東京朝日新聞の野球批判キャンペーン「野球と其害毒」に敢然と反論、東京日日新聞や読売新聞紙上で真っ向から論陣を張って教育論争に高めた。

 前半の主人公、金栗四三は第1回放送では最後に少し登場しただけで、2回以降に含みを持たせる。

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