2018.12.26 10:00(1/4ページ)

【平成の真実(22)】平成25年12月22日「オルフェーヴルのラストラン」

【平成の真実(22)】

平成25年12月22日「オルフェーヴルのラストラン」

特集:
平成の真実
圧倒的なラストランの後の引退式で、フラッシュの光を浴びるオルフェーヴル

圧倒的なラストランの後の引退式で、フラッシュの光を浴びるオルフェーヴル【拡大】

 中央競馬の平成最後の三冠馬(2011年)、オルフェーヴルは記録にも記憶にも残る名馬だった。破天荒なやんちゃキャラとレースでの圧倒的な強さ。平成25年12月22日、ラストランとなる有馬記念は8馬身差の圧勝で花道を飾った。引退が惜しまれるようなパフォーマンスだったが、実はオルフェの状態はとっくにピークを過ぎていた-。(取材構成・内海裕介、柴田章利)

 カクテル光線に浮かび上がる雄姿に、寒いなか、中山競馬場に残った6万人を超すファンから惜しみない拍手が送られる。平成25年12月22日。12万人を集めた有馬記念の興奮もさめやらぬ夕闇の引退式に、王者オルフェーヴルの姿はあった。

 史上7頭目の3冠制覇、そして2度の凱旋門賞2着。一時代を築いた名馬のラストランは、2着ウインバリアシオンに自身のキャリア最大の8馬身差をつける、究極の圧勝劇で幕を閉じた。

 絵に描いたような大団円。しかし当時のオルフェは、すでにピークを過ぎていたと調教師の池江泰寿(49)は述懐する。

 「オルフェーヴルが一番いい状態でレースに臨んだのは4歳の凱旋門賞(2着)のとき。あの後はさすがに反動が出て、ジャパンC(2着)も見送った方がいいと僕は言っていました」

【続きを読む】

  • 引退式に向かう前、池添騎手はオルフェーヴルにお疲れさまのキスをした
  • 池江泰寿調教師=栗東トレセン(撮影・岩川晋也)
  • オルフェーヴル(6番)