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瀬古リーダー、最大100万円ニンジン作戦を絶賛「素晴らしい発想」/マラソン

瀬古リーダー、最大100万円ニンジン作戦を絶賛「素晴らしい発想」/マラソン

「ラップチャレンジ」採用で大会新記録に期待を寄せた瀬古リーダー(撮影・鳥越瑞絵)

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 2020年東京五輪の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」への出場権をかけた「第38回大阪国際女子マラソン」(来年1月27日、サンケイスポーツなど主催、奥村組協賛)の出場選手が20日、大阪市内で発表された。最大賞金100万円が授与される国内初の試み「ラップチャレンジ」が発表され、日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(62)は大会新記録に期待。大会2度優勝の福士加代子(36)=ワコール=は2016年リオデジャネイロ五輪以来のマラソンに臨む。

 「ネクストヒロイン枠」などさまざまな目玉を生み出してきた大阪国際がまた進化を遂げる。30-35キロで最速ラップをマークしたランナーに賞金50万円を与える国内初の「ラップチャレンジ」。瀬古リーダーはこの“にんじん作戦”を絶賛した。

 「勝ちたいと思うとどうしても30-35キロは駆け引きが優先になってしまう。ペースが落ちるところ、苦しいところで少しでも上げてもらえれば。なかなか素晴らしい発想、100点をあげたいです」

 JR環状線、森ノ宮-玉造駅間の30キロ地点から田島6までの5キロ間は8位までの入賞者にとって“もうひとつの戦い”の場になる。最速ラップをたたき出せば賞金50万円。さらに、前回優勝の松田瑞生(ダイハツ)がマークした現行コース同区間最速ラップの16分19秒を更新すればプラス50万円。一気に100万円の大ボーナスを獲得できるチャンスがあるわけだ。

 ペースメーカーが外れるのが30キロ。そこから先頭集団がけん制し合い、ペースが落ちる可能性がある中で「ラップチャレンジ」は追い風だ。「これを聞いたときに『大会記録が出る』と感じた」。瀬古リーダーは2003年の野口みずきが出した2時間21分18秒の大会記録更新を予感。MGC出場の有資格者は21人の男子に対し、女子は8人と寂しい状況だが、「最低6人、できればそれ以上」と浪速路からの大量輩出に期待を寄せた。

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  • 会見に臨む日本陸上競技連盟強化委員会の瀬古利彦・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー=大阪市北区の関西テレビ(撮影・鳥越瑞絵)