2018.12.20 11:00(1/2ページ)

【池田純 S-Businessの法則】必要なのは“本気”のリーダー

【池田純 S-Businessの法則】

必要なのは“本気”のリーダー

特集:
池田純 S-Businessの法則

 世の中の50%以上は男の嫉妬で回っている。2018年を総括する上で頭に浮かんだ言葉です。

 体操、ボクシング、大相撲…。今年は多くのスポーツ界の不祥事が世間を騒がせました。ラグビーW杯、東京五輪・パラリンピックを控え、日本は今、スポーツの“ブーム”にあります。だからこそ、耳が痛い不祥事にも焦点が当たっています。

 これは同時に大きな改革ができるチャンスでもありますが、民意とかけ離れた閉塞感を覚える結末が多すぎる。立場を守ることが優先して、実は本気で改革したいと考えている人がほとんどいない証しでしょう。

 産業革新投資機構の田中正明社長が役員報酬を巡る混乱で辞任したニュースも似た構図です。最大1億円超の報酬は、ビジネスの世界で優れた人材を確保するなら法外ではありません。しかし、批判が出ると慌てて「なかったこと」にする。まさに経産省の独り相撲。これでは何も変わりません。

 これもニュースになりましたが、私はNCAA(全米大学体育協会)の日本版として大学スポーツの産業化などを目指す統括組織、UNIVAS(大学スポーツ協会)の代表就任のオファーを辞退しました。スポーツ庁・鈴木大地長官から直々にご依頼いただきましたが、嫉妬が渦巻き、残念ながら改革を進められる環境にないと判断せざるを得ませんでした。

 日本のスポーツ界で感じるのは「お金」をタブー視するクローズドな世界観。ビジネスをしっかりできる人、物言う人は嫉妬され、排除される。DeNAの球団社長を退任した後の2年間で、私も実感させられました。

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