2018.12.16 19:55

張本に中国アレルギーなし!歴代の五輪王者倒し大躍進の1年に/卓球

張本に中国アレルギーなし!歴代の五輪王者倒し大躍進の1年に/卓球

特集:
張本智和
卓球のグランドファイナル男子シングルスで史上最年少優勝を果たし喜ぶ張本智和=韓国・仁川(共同)

卓球のグランドファイナル男子シングルスで史上最年少優勝を果たし喜ぶ張本智和=韓国・仁川(共同)【拡大】

 卓球・グランドファイナル最終日(16日、韓国・仁川)男子シングルス決勝で、世界ランキング5位の張本智和(エリートアカデミー)が同4位の林高遠(23)=中国=を4-1で下し、15歳172日で男女シングルスで大会史上最年少優勝を飾った。ダブルスを含めた最年少記録は、14年に女子ダブルスを制した平野美宇(日本生命)、伊藤美誠(スターツ)組の14歳。

 高く、分厚く、日本選手の前にそびえ立つ中国の壁をぶち破った。中国で卓球は野球やサッカー以上に親しまれ、愛好者は数千万人にのぼるといわれる。五輪では2008年北京大会以降、男女とも金メダルを他国に譲ったことはない。そんな状況下でも、張本は中国アレルギーに苦しまず、快進撃を続けている。

 6月の荻村杯ジャパン・オープンでは、リオデジャネイロ五輪覇者の馬竜を準々決勝で圧倒。決勝でもロンドン五輪王者の張継科を破って優勝した。周囲からは大躍進の1年に映るが、それ以降は優勝から遠ざかり、主将を務めて必勝を期した10月のユース五輪も苦杯をなめた。大の負けず嫌いにとって、半年前の栄光は既に遠い過去の話だった。

 女子選手のように卓球台にぴたりと張り付き、ときに相手に背中が見えるほどのテークバックから強い球を連打する。男子選手としては異端ともいえるプレースタイルは幼少期から元卓球選手の父・宇さんと作り上げた無駄のないフォームがあってこそだ。

 2年後の東京五輪は17歳で迎える。日本選手がいまだ立ったことのない頂点へ。恐れを知らない15歳は成長期の真っただ中にいる。

  • 卓球のグランドファイナル男子シングルス決勝でポイントを奪い、ガッツポーズする張本智和=韓国・仁川(共同)
  • 卓球のグランドファイナル男子シングルスで史上最年少優勝を果たした張本智和=韓国・仁川(共同)
  • 男子シングルス決勝で林高遠(手前)と対戦する張本智和=仁川(共同)
  • 男子シングルス決勝でプレーする張本智和=仁川(共同)