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【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】時間さえ決まれば、選手はその時間に合わせていく

【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】

時間さえ決まれば、選手はその時間に合わせていく

特集:
五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔
2000年シドニー五輪マラソン女子で優勝した高橋尚子。快走する姿に、日本のファンは感動した

2000年シドニー五輪マラソン女子で優勝した高橋尚子。快走する姿に、日本のファンは感動した【拡大】

 午前5時30分なのか、それとも午前6時か。いずれにせよ、2020年東京五輪のマラソンは一度繰り上げられた午前7時から、さらに早いスタートとなる。

 先日の国際オリンピック委員会(IOC)の調整委員会ではラグビーやマウンテンバイクの競技時間が変更され、マラソンと競歩は国際陸上競技連盟の承認待ち。最終決定は少し先に延びた。

 変更は暑さ対策だが、スタートの準備や競技役員、ボランティアなどの配置にはさらに工夫が必要である。観客動員も含め、公共交通機関の終夜運転は必須となろう。

 早朝スタートに「アスリートのことを考えていない」との批判がある。しかし、2000年シドニー大会マラソン女子の金メダリスト、高橋尚子さんは明快に話した。

 「アスリートの立場だけなら早いほうがいい。時間さえ決まれば、選手はその時間に合わせていく」。この時期の決定なら、選手が体を慣らすには十分な期間がある。

 むしろテレビでみる側の早起きが辛い。だからか、「夜のスタートでも良い」との声も起きた。

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