2018.12.10 05:03(1/2ページ)

東“晟良劇場”だ!「東京グローブ座」決戦制しフルーレ女子が連覇/フェンシング

東“晟良劇場”だ!「東京グローブ座」決戦制しフルーレ女子が連覇/フェンシング

優勝した東晟良(左)は、姉の莉央と抱き合って喜びをあらわにした

優勝した東晟良(左)は、姉の莉央と抱き合って喜びをあらわにした【拡大】

 フェンシング・全日本選手権個人戦最終日(9日、東京グローブ座)各種目の決勝が、普段は演劇などを上演する東京グローブ座で初開催。フルーレ女子は東晟良(せら、19)=日体大=が上野優佳(17)=埼玉・星槎国際高=を下し、2連覇を果たした。同男子は藤野大樹(31)=デンソー岩手=が優勝。エペ男子は見延和靖(31)=ネクサス、同女子は山田里衣(27)=なとり、サーブル男子は徳南堅太(31)=デロイトトーマツコンサルティング、同女子は江村美咲(20)=中大=が優勝した。

 昨年は女子で史上初の高校生優勝を遂げた19歳のホープ、東晟良が終盤の8連続ポイントで高校2年の“後輩”を突き放し、2連覇を決めた。

 「連覇できると思っていなかった。諦めずに戦えた」

 決勝の相手はユース五輪金メダリストで2歳年下の上野。「負けたら最年少優勝の記録を更新される」と自身にプレッシャーをかけて、挑戦を受けた。第1ピリオドは2-6とリードされるなど、中盤までは手に汗握る展開だった。「突くより、いかに突かれないか」と防御を重視し、第2ピリオドに8連続ポイントで逆転。最後に流れを呼び込んだ。

 4月に和歌山から上京し、日体大に在籍。1学年上の姉・莉央と東京都内で2人暮らしをしながら、2部練習を取り入れるなどして競技に向き合う時間を増やした。今夏のジャカルタ・アジア大会は団体金メダルと個人銅メダルを獲得。続く11月のW杯では2016年リオデジャネイロ五輪金メダルのイナ・デリグラゾワ(ロシア)を破って準優勝。今年は世界を舞台に飛躍を遂げた。

 大会ポスターにも起用された東京五輪期待の星。普段は演劇が上演される東京グローブ座で初めて開催された決勝で、圧巻の“晟良劇場”を披露した。「もっと(観客が)多くてもいい」と笑いながら、「一つ一つの大会で波が大きい。安定して上に行けるように」。自国開催の五輪出場へ、突き進む。

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  • 東京グローブ座で行われたフェンシング全日本選手権決勝。東京五輪を控え、異色の試みでファンを開拓する(撮影・山田俊介)
  • 東晟良(右)は上野を逆転で下し2連覇を達成
  • 優勝した東晟良=東京都新宿区の東京グローブ座(撮影・山田俊介)
  • 優勝した見延和靖=東京都新宿区の東京グローブ座(撮影・山田俊介)
  • 優勝した藤野大樹=東京都新宿区の東京グローブ座(撮影・山田俊介)
  • 優勝した江村美咲=東京都新宿区の東京グローブ座(撮影・山田俊介)
  • 優勝した徳南堅太=東京都新宿区の東京グローブ座(撮影・山田俊介)