2018.12.8 14:27

やく氏、貴ノ岩引退で「白鵬との大一番が見られないのは残念」

やく氏、貴ノ岩引退で「白鵬との大一番が見られないのは残念」

やくみつる

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 日本相撲協会は7日、平幕貴ノ岩(28)の引退届を受理したと発表した。冬巡業先の福岡県内で4日夜、同部屋の付け人(23)に暴力を振るったことを認めており、責任を取った。貴ノ岩は昨年の元横綱日馬富士による傷害事件の被害者だった。

 漫画家のやくみつる氏(59)は8日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(前9・0)に生出演し、この件に言及。横綱白鵬と貴ノ岩の「因縁の取組」が見たかったとし、「大一番が見られないのは残念」と惜しんだ。

 やく氏は「なにも(力士を)辞めずともというご意見もあります」と切り出したが、ボクシングやレスリングなどの格闘技と同様に、土俵やリングの外で暴力を使振るったことの責任は厳しく問われるべきと語った。「一般の世界以上に高い倫理が求められる。相撲はちょっとその感覚が薄いんじゃない? っていう気がする」と私見を述べ、引退という結果は「やむを得ない」と語った。

 また貴ノ岩が引退届を出さずに協会の処分を待てば、もっと軽い処分で済んでいたかもしれないが、その場合は旧貴乃花部屋の全力士を引き受けた師匠の千賀ノ浦親方にも何かしらの処分が下されていたと推測。「そういうことを考えると、貴ノ岩が協会の処分うんぬんの前に辞表を出してしまったというのもうなづけるところはありますね」と語った。

 貴ノ岩の今後について、やく氏はモンゴルに帰国するにせよしないにせよ、旧貴乃花部屋の力士は現時点でしっかりした後援会組織を持っていないと指摘。母国、あるいは母校もしくはそれ以外の人に「ちゃんと手を差し伸べてくれよという気はしますけどね」と思いやった。

 また「やっぱり白鵬戦が見たかったわけですよ。もうちょいのところまで来ていましたからね。やっぱりこれは因縁の取組でございますから。大一番が見られないのは残念ですけれども」と、付け人への暴力で引退という終わり方を嘆いた。