2018.12.8 05:01

【佐野稔の舞評論】紀平、高い精度で10点以上荒稼ぎ…演技点もひけ取らず

【佐野稔の舞評論】

紀平、高い精度で10点以上荒稼ぎ…演技点もひけ取らず

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紀平梨花
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女子SPでルール改正後の世界最高をマークし、首位に立った紀平梨花=バンクーバー(共同)

女子SPでルール改正後の世界最高をマークし、首位に立った紀平梨花=バンクーバー(共同)【拡大】

 フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル第1日(6日、バンクーバー)紀平はよく頑張った。ミスなしだったザギトワに、4.58点の差を付けたのはすごい。基礎点8点のトリプルアクセルに2.51点ものGOE(出来栄え点)が付き、10点以上稼いだのは大きい。

 注目すべきは演技点でザギトワと0.68点差と、ほとんど負けていなかった点だ。これまでは演技点で差を付けられる分、トリプルアクセルという大技でカバーして何とか勝ちたいという戦い方だったが、そこが違ってきた。

 今季シニアデビューした紀平の演技点は、大会ごとにぐんぐん伸びている。特にフランス大会でのGP2勝目は大きかったと思う。NHK杯を制して注目される中、完璧な演技ができなくても優勝ができて、自信になっただろう。そこでの成長が今回の演技点に出ていると思う。

 ジャッジの皆さんが、演技点でザギトワと差がないと認めていることは確認された。フリーでは、得点源のトリプルアクセル2本で失敗しないこと。あとは1本くらいミスしてもいいというくらい気楽にやれば、十分に勝機はある。 (1976年インスブルック五輪代表)

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