2018.12.5 07:49

柔道誤審で主審が初の降格 寝技見逃し…10月全日本学生体重別団体戦で

柔道誤審で主審が初の降格 寝技見逃し…10月全日本学生体重別団体戦で

 10月に行われた学生柔道の全国大会で重大な誤審があったとして、全日本柔道連盟が試合を裁いた主審を事実上の降格と2カ月の資格停止にしたことが4日、分かった。

 審判員には4つのランクがあり、処分を受けた主審は全日本選手権など主要大会を任される最上位の「Sライセンス」だが、来年度から1つ下の「A」で登録される。関係者によると、誤審による審判員の降格は初めて。

 誤審があったのは、10月に行われた全日本学生体重別団体優勝大会の男子準決勝(7人制)。日体大-国士舘大の中堅戦で、国士舘大の選手が相手を寝技で抑え込んだのを主審は見逃し、技ありとなる10秒を過ぎた後に膠着状態と見て「待て」を宣告した。副審2人と試合を統括するジュリーも主審に訂正を促さなかった。

 大会の審判員を統括した全柔連の大迫明伸審判委員長は「誤審」を指摘し寝技をやり直させたが、国士舘大の選手に技のポイントは入らず、中堅戦は引き分けた。試合は2-2で代表戦となり、日体大が勝利。決勝も制して初優勝した。全柔連は近く、誤審に関する審判への処分規定や再発防止策などの明文化に着手する。