2018.12.3 13:00

万引きの元マラソン代表、再び執行猶予の判決 摂食障害を主張

万引きの元マラソン代表、再び執行猶予の判決 摂食障害を主張

原裕美子被告=2014年1月

原裕美子被告=2014年1月【拡大】

 スーパーで菓子などを万引したとして、窃盗の罪に問われた陸上の世界選手権女子マラソンの元代表選手原裕美子被告(36)に、前橋地裁太田支部は3日、懲役1年、保護観察付き執行猶予4年の判決を言い渡した。

 公判で弁護側は、現役時代から続いていた過食と嘔吐を繰り返す摂食障害に伴って大量の食品を欲し、判断力や自らの行動、衝動を制御する能力に影響していたと主張。奥山雅哉裁判官は判決で、摂食障害が一定程度影響したとした上で、原被告に完全責任能力があったと認定した。

 同種の窃盗罪で確定した有罪判決の執行猶予期間中に起こした再犯だったが、奥山裁判官は「治療は容易ではないが、継続で再犯防止に効果が期待できる。被告は治療に意欲的で、社会内での更生に向けた態勢も整っている」として執行猶予を付けた。検察側は「不安定な収入の中で大量の食品を手に入れるための犯行で、常習性も顕著だ」と指摘していた。