2018.11.26 05:02

白井、日体大大学院進学へ 来年3月卒業「学ぶこと好き」/体操

白井、日体大大学院進学へ 来年3月卒業「学ぶこと好き」/体操

 体操・全日本団体選手権最終日(25日、高崎アリーナ)男子が行われ、10月の世界選手権(ドーハ)代表の白井健三(22)率いる日体大は6種目合計255・795点で2位だった。白井は来年3月に大学を卒業後、同大の大学院に進む意向を明かし、競技と学問を両立して2020年東京五輪を目指す。世界選手権団体総合銅メダリストの萱和磨(22)を擁する順大が、258・993点で3年連続6度目の優勝を果たした。

 演じる前から目はうるんでいた。最終種目の鉄棒で、白井が大技「コールマン」をはじめ次々と離れ技を決める。着地も微動だにしない。名門を引っ張ってきた主将の責任感が込み上げる涙を止めた。結果は2位でも、浮かべたのは爽やかな笑顔だった。

 「(6種目でミスはなく)語り継がれるような演技ができました」

 日体大のユニホームで臨む最後の試合。“東京五輪世代”とくくられる同学年の萱らを擁する順大には及ばなかったが、熱戦を終えると抱擁を交わして健闘をたたえ合った。

 試合後の取材エリアでは、いつにも増して明るい口調で将来に視線を向けた。「日体大の大学院に進みたい。練習と同じくらい学ぶことが好きだから」。社会人チームからの誘いは幾つもあったが、探求心の強さが学問と両立する決断を後押しした。練習拠点は検討中という。

 「色んな方面から体操を追究したい」。飽くなき向上心で道を究める。(鈴木智紘)