2018.11.11 05:00

【佐野稔の舞評論】紀平、安定感増せばさらなる高得点も

【佐野稔の舞評論】

紀平、安定感増せばさらなる高得点も

特集:
紀平梨花
LOVEフィギュアスケート
女子フリー 演技する紀平梨花=広島県立総合体育館

女子フリー 演技する紀平梨花=広島県立総合体育館【拡大】

 フィギュアスケート・NHK杯第2日(10日、広島県立総合体育館)グランプリ(GP)シリーズ第4戦。女子ショートプログラム(SP)5位の紀平(きひら)梨花(16)=関大KFSC=が、フリー1位の154・72点をマーク。合計224・31点とし、日本勢初のGPシリーズ初出場優勝を飾った。

 紀平はトリプルアクセルをコンビネーションと単独の2発成功させた。しかもコンビネーションで付けたのは3回転のトーループ。この2発でGOE(出来栄え点)と合わせて25.92点を得た。

 男子が4回転時代に突入し、女子もジュニアでは4回転を跳ぶ選手も出てきている。むしろシニアが遅れている中で、紀平のレベルでトリプルアクセルをこなせる選手はいない。“3.5回転砲2門(2発)”の威力は比類ない。そのうえ他のジャンプもスピン、ステップも、すべてGOEで加点を得ている。

 課題は安定感。今回もSPで失敗し、フリーで巻き返した。大事なところでしっかり滑れるのは成長した証しだが、SPとフリーを安定してそろえられるようになれば、さらなる高得点も期待できる。 (1976年インスブルック五輪代表)

  • 女子フリートリプルアクセルを決める紀平梨花=広島市中区・広島グリーンアリーナ(撮影・加藤孝規)
  • 女子フリートリプルアクセルを決める紀平梨花=広島市中区・広島グリーンアリーナ(撮影・加藤孝規)
  • 女子フリー演技する紀平梨花=広島県立総合体育館
  • 女子フリー演技する紀平梨花=広島市中区・広島グリーンアリーナ(撮影・加藤孝規)
  • 女子フリー演技する紀平梨花=広島市中区・広島グリーンアリーナ(撮影・加藤孝規)
  • 女子フリー演技する紀平梨花=広島市中区・広島グリーンアリーナ(撮影・加藤孝規)
  • 女子フリー演技する紀平梨花=広島市中区・広島グリーンアリーナ(撮影・加藤孝規)
  • 女子フリー演技する紀平梨花=広島県立総合体育館
  • 女子フリー演技する紀平梨花=広島県立総合体育館
  • 女子フリー表彰式で宮原知子(手前)と抱擁する紀平梨花=広島市中区・広島グリーンアリーナ(撮影・加藤孝規)
  • NHK杯で日本勢初のGPシリーズ初出場優勝した紀平梨花(右)と2位の宮原知子=広島県立総合体育館
  • 女子フリーで演技を終え歓声に応える紀平梨花=広島県立総合体育館