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【佐野稔の舞評論】羽生結弦、大技4回転-3回転半で300点超えの野望

【佐野稔の舞評論】

羽生結弦、大技4回転-3回転半で300点超えの野望

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羽生結弦
フリーで圧巻の演技を披露した羽生。世界初の大技に成功した (AP)

フリーで圧巻の演技を披露した羽生。世界初の大技に成功した (AP)【拡大】

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、フィンランド大会で、五輪2連覇の羽生結弦(23)=ANA=が今季世界最高の合計297・12点をマークして優勝した。4日のフリーでは国際連盟(ISU)公認大会で世界初の4回転トーループ-トリプルアクセル(3回転半)の2連続ジャンプを着氷。サンケイスポーツ評論家の佐野稔氏(63)は、大台の300点超えを狙った高難度の構成と分析した。

 「勝たなきゃ意味がない」。ショートプログラム(SP)もフリーも、今季の羽生が繰り返し口にしているこの言葉が形になったプログラムだ。いずれの演目でも加点のつく演技後半に連続ジャンプをそろえる高難度の構成だ。今季からのルール改正で採点は厳しくなり、大台の300点超えは容易ではないが、羽生は本気で狙っている。

 その気持ちが最も表れているのが、フリーで決めた4回転トーループ-3回転半の連続技だ。ただ世界で初めて決めるというなら、前半に跳ぶ選択肢もあったはず。だが、得点を狙って後半に組み込んでおり、攻めの姿勢が伝わってきた。

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  • 4日夜のエキシビション後の記念撮影で跳びはねる羽生(右)(共同)