2018.11.5 05:01

内村、復活「銀」も…日本勢11年ぶり「金」なし/体操

内村、復活「銀」も…日本勢11年ぶり「金」なし/体操

特集:
内村航平
内村の得意技、カッシーナ。見事に成功させた(撮影・桐山弘太、連続合成写真)

内村の得意技、カッシーナ。見事に成功させた(撮影・桐山弘太、連続合成写真)【拡大】

 体操・世界選手権最終日(3日、ドーハ)種目別決勝後半が行われ、男子鉄棒で2015年大会以来の頂点を狙った内村航平(29)=リンガーハット=は14・800点で銀メダルだった。男子跳馬で昨年覇者の白井健三(22)=日体大=は14・675点、女子床運動で昨年優勝の村上茉愛(まい、22)=日体大=は13・866点でともに3位。日本勢は今大会で計6個のメダルを手にしたが、11年ぶりに金メダルはなかった。

 右足首故障でいつもと違い、個人総合を戦わずに迎えた最終日。内村は極限まで集中力を高めた。鮮やかな離れ技を次々と決め、着地は痛みをこらえて完璧に止めた。

 「今日が東京五輪の個人総合の最終種目、鉄棒ぐらいの雰囲気でやった。(着地は)足が取れるかと思った。(メダルの)色はこれでいい」

 ゾンダーランド(オランダ)の驚異的な高得点には届かなかったが、納得の演技だった。ただ、男子の白井が得意の床運動と跳馬で金メダルを逃し、女子の村上も前回優勝した床運動で銅メダルにとどまった。日本勢は11年ぶりに金メダルなしに終わり、ライバルの強さが際立った。

 「ロシアや中国に出せないような味を、日本はまだ出せていない。(2年後の)東京五輪を考えると、体操で金がないと他の競技にも影響する」。エースの内村は危機感をあらわにした。

白井健三「最後は得点ではなくて、いい跳躍で終わろうと、自分のためにと思って開き直ってやった。新しい跳躍に挑戦していきたい」

村上茉愛「演技に合ったメダルの色かな。来年はさらに強くなったところをアピールしたい」

日本体操協会の水鳥男子強化本部長「残念な結果をお伝えすることになってしまったけど、東京に向けては金メダルを取れるようにやっていきたい」

  • 世界体操の全日程を終え、種目別鉄棒の銀メダルを手にガッツポーズする内村航平=3日、ドーハ(桐山弘太撮影)