2018.10.29 18:59

国産カヌー試験艇を公開 東京五輪へ来夏完成目標

国産カヌー試験艇を公開 東京五輪へ来夏完成目標

 2020年東京五輪に向けて国産競技用カヌーの開発を進めている東洋大などは29日、東京都内で記者会見し、試験艇を公開した。五輪のスラローム種目で日本選手が使用して優勝することが目標で、プロジェクトリーダーの東洋大理工学部生体医工学科の寺田信幸教授は「さらに改良し、実際の試合で使える艇にクオリティーを上げたい」と述べ、来夏までに完成させる見通しを示した。

 民間企業との協力で開発に取り組んでいるのは、急流に旗門を設けて行われるスラローム種目用のカヌー。水の抵抗軽減のため船首にはカワセミのくちばし、船尾は回転性能を高めるため、カモノハシのくちばしの形状を取り入れた。昨年8月に公表したコンセプト艇、今年1月の実験艇からさらに修正を重ねた。

 既に日本代表選手が試乗しており、日本カヌー連盟の山口徹正副会長は「直進性と回転性がバランス良くできている。日本代表が使う可能性もある」と話した。