2018.10.21 13:38

村田、判定負けでV2ならず王座陥落 本場ラスベガスで世界3位ブラントに屈す/BOX

村田、判定負けでV2ならず王座陥落 本場ラスベガスで世界3位ブラントに屈す/BOX

2回、ロブ・ブラント(右)を攻める村田諒太=ラスベガス(共同)

2回、ロブ・ブラント(右)を攻める村田諒太=ラスベガス(共同)【拡大】

 プロボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ(20日、米ラスベガス)王者・村田諒太(32)=帝拳=が、挑戦者で同級3位のロブ・ブラント(28)=米国=に0-3で判定負け。2度目の防衛に失敗し、王座から陥落した。

 ボクシングの本場で強烈なインパクトを残し、ビッグマッチへの道を切り開くことはかなわなかった。序盤から激しい撃ち合いとなった一戦は、ブラントが徐々にペースを握った。中盤には地元ファンから「USAコール」が起こる。完全アウェーの雰囲気に、ロンドン五輪金メダリストが飲み込まれた。

 試合会場のパークシアターは、ラスベガス中心部のパークMGMホテルに隣接し、今年4月にオープンしたばかり。コンサート、ショーを中心とした劇場でリングは舞台に設置された。11月に元米大統領のクリントン氏が講演し、12月にはレディー・ガガがコンサートを行う。世界のセレブが集結する場所で、見せ場を作れなかった。

 9月に行われた2団体統一(WBAスーパー、WBC)世界同級タイトル戦で、2団体統一王者のサウル・アルバレス(28)=メキシコ=が、元3団体統一同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(36)=カザフスタン=に2-0で判定勝ち。この試合前には、WBA王座統一戦として東京ドームでのビッグマッチにゴロフキン陣営も関心を示していたが、想定外の敗戦。村田自身が熱望する対戦を諦めかけていた。

 しかし村田と契約するトップランク社のボブ・アラムCEO(86)は来春にもゴロフキンと対戦させる意向を示している。「来年の最初の3カ月でできればいい。場所はラスベガスか、東京ドームになる。実現の可能性は高い」と具体的なプランを披露。V2でビッグマッチの実現の可能性が高まっていたが、ベルトを失い、一からの出直しを迫られた。