2018.10.13 05:02

車いすテニスの上地、20年東京パラ代表1号! アジアパラ大会

車いすテニスの上地、20年東京パラ代表1号! アジアパラ大会

ボールに食らいつく上地。五輪を含む2020年東京大会で、個人の日本代表1号となった (共同)

ボールに食らいつく上地。五輪を含む2020年東京大会で、個人の日本代表1号となった (共同)【拡大】

 ジャカルタ・アジアパラ大会第7日(12日、ジャカルタ)車いすテニスの男女単決勝が行われ、女子で上地結衣(24)=エイベックス=が中国選手を下して優勝し、2020年東京パラリンピックの出場権を獲得した。五輪を含む20年東京大会で個人の日本代表第1号。上地は12年ロンドン、16年リオデジャネイロ大会に続き3大会連続3度目の出場となる。男子で国枝慎吾(34)=ユニクロ=が優勝し、上地に続いて東京パラリンピックの出場権を獲得した。国枝は04年アテネ大会から5大会連続出場。

 初の金メダルを勝ち取った瞬間、表情は安堵感と達成感に満ちあふれた。上地は中国選手との接戦を制し、五輪を含む2020年東京大会で個人の日本代表1号となった。

 「すごくうれしい。(東京パラリンピックの出場権は)昨日までは意識していたが、試合にしっかり集中できた。まだ実感がない」

 激しい打ち合いの決勝は、相手の強打に苦しんだ。だが「彼女は最後まで諦めないので、私も同じ気持ちでやった」。コート外の狭さを見逃さず、高く弾む球を打って相手を動きにくくさせる作戦が見事にはまった。

 2年後の東京大会出場が決まり、悲願の金メダルへ準備に費やす時間を確保できた。昨年変えた車いすはさらに再改良の予定。2位につける世界ランキングのトップを走るオランダ選手のパワーに対し「打開策を考えないといけない」と思いを巡らせている。

 四大大会通算6勝。24歳の若きエースは「自信を持てる技術量がもう少し欲しい」と向上心が尽きない。自国開催の大舞台に向け、進化を続ける。

上地 結衣(かみじ・ゆい)

 1994(平成6)年4月24日生まれ、24歳。兵庫県出身。両脚に障害があり、11歳で車いす生活。ソフトテニスをしていた姉の影響で競技を始めた。2016年リオデジャネイロ・パラリンピックで銅メダルを獲得し、今年の全仏オープンでは2連覇を達成した。世界ランキング2位。兵庫・明石商高出、エイベックス。

国枝 慎吾(くにえだ・しんご)

 1984(昭和59)年2月21日生まれ、34歳。千葉県出身。9歳で脊髄腫瘍により下半身が不自由になり、小学6年から競技を始めた。パラリンピックは2004年アテネ大会から4大会連続で出場し、08年北京、12年ロンドン大会で単2連覇。世界ランキング1位。麗沢大出、ユニクロ。

  • 車いすテニス女子シングルスで優勝し、金メダルを手に笑顔の上地結衣=ジャカルタ(共同)
  • 女子シングルス決勝で優勝した上地結衣=ジャカルタ(共同)
  • 女子シングルスで優勝し笑顔で日の丸を掲げる上地結衣=ジャカルタ(共同)
  • 女子シングルス決勝中国選手と対戦する上地結衣=ジャカルタ(共同)
  • 女子シングルス決勝中国選手と対戦する上地結衣=ジャカルタ(共同)
  • 車いすテニス男子シングルスで優勝し笑顔の国枝慎吾=ジャカルタ(共同)
  • 男子シングルスで優勝し喜ぶ国枝慎吾=ジャカルタ(共同)
  • 男子シングルス決勝真田卓と対戦する国枝慎吾=ジャカルタ(共同)