2018.10.4 10:42

貴ノ岩、元日馬富士に損害賠償求め提訴 慰謝料など約2400万円

貴ノ岩、元日馬富士に損害賠償求め提訴 慰謝料など約2400万円

特集:
元日馬富士・暴行問題
貴ノ岩

貴ノ岩【拡大】

 元横綱日馬富士の傷害事件を巡り、被害者の貴ノ岩関は4日、慰謝料など約2400万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。代理人弁護士が記者会見して明らかにした。

 元日馬富士は昨年11月、事件の責任を取って引退。昨年12月に傷害罪で略式起訴され、罰金50万円を納付した。

 起訴内容などによると、秋巡業中の昨年10月26日未明、鳥取市内にあるラウンジの個室で、貴ノ岩関をカラオケのリモコンで殴るなどし、約12日間のけがをさせたとしている。

 代理人弁護士によると、請求の内訳は入院治療費や慰謝料のほか、事件がなければ得られた給与や懸賞金、巡業手当など。昨年暮れに元日馬富士側から示談の申し入れがあり、交渉を進めたが決裂した。今年8月、東京簡裁に民事調停を申し立て、これも不調に終わったため提訴した。

 元日馬富士側は30万円や50万円の支払いを提示したという。

 貴ノ岩関の代理人を務める佐藤歳二弁護士は「貴ノ岩関は当初、引退も考えた。相手側とは根本的に考え方が違った」と話した。

 事件を巡っては、内閣府に提出した告発状(後に取り下げ)の内容が事実無根だと認めるよう日本相撲協会の役員から求められたことを理由に、貴ノ岩関の師匠だった元貴乃花親方(元横綱)が今月1日付で協会を退職している。

  • 提訴後、記者会見する原告の貴ノ岩関代理人の佐藤歳二弁護士(中央)ら=東京・霞が関の司法記者クラブ