2018.10.3 05:01

内村、右足靱帯を損傷していた…激痛治療に耐え25日開幕世界選手権強行/体操

内村、右足靱帯を損傷していた…激痛治療に耐え25日開幕世界選手権強行/体操

特集:
内村航平
あん馬でバランスを崩す内村航平=味の素ナショナルトレーニングセンター

あん馬でバランスを崩す内村航平=味の素ナショナルトレーニングセンター【拡大】

 体操の世界選手権(25日開幕、ドーハ)に出場する男子代表が2日、東京都内で試技会を公開した。エースの内村航平(29)=リンガーハット=は9月25日に右足首前距腓靱帯(じんたい)を損傷したことを明かし、決死の調整で全6種目に臨む覚悟を示した。

 「やるつもりでドーハに行きたい。それが仕事だから」

 1週間前、跳馬の練習で負傷。この日は患部に負荷がかかる床運動と跳馬の演技を見送り、残る4種目も着地は回避。7連覇を逃した昨年の世界選手権で左足首の同じ靱帯を痛めた。

 早期回復のめどはある。スポーツ界では最先端の対外衝撃波療法を選択。「人生3大痛の一つ」という治療に悶絶(もんぜつ)しながら調整を急ぐ。団体で3位以内に入れば東京五輪の出場枠を獲得できる。「6種目できないと断言するのは早い」。視線は前を向いている。 (鈴木智紘)

対外衝撃波療法

 1980年代から欧州を中心に普及し、超音波による衝撃を照射して腎臓結石を砕く治療法。痛みを誘発する神経の働きを抑制するとともに、血管の組織を再生させる。次第にスポーツ整形でも広まり、陸上長距離選手に多いアキレスけん炎や「テニス肘」の治療で用いられる。

  • 試技会内村航平のあん馬=東京都北区(桐山弘太撮影)
  • 試技会でのあん馬で落下した内村航平=東京都北区(撮影・桐山弘太)
  • 調整する田中佑典=味の素ナショナルトレーニングセンター
  • 調整する白井健三=味の素ナショナルトレーニングセンター