2018.9.21 23:26

阿部兄妹が初の同時V!一二三「2連覇より兄妹での優勝が目標だった」 世界柔道

阿部兄妹が初の同時V!一二三「2連覇より兄妹での優勝が目標だった」 世界柔道

兄妹優勝を飾り、金メダルを手に2人でポーズを取る阿部一二三(右)と詩。そろって満面の笑みを浮かべた

兄妹優勝を飾り、金メダルを手に2人でポーズを取る阿部一二三(右)と詩。そろって満面の笑みを浮かべた【拡大】

 柔道の世界選手権第2日は21日、バクーで男女各1階級が行われ、男子66キロ級の阿部一二三(日体大)が2連覇を果たし、阿部の妹で女子52キロ級の18歳、阿部詩(兵庫・夙川学院高)も初出場優勝を達成した。日本勢で兄妹の同時優勝は史上初。

 阿部一は初戦の2回戦から6試合を勝ち上がり、4試合で一本勝ちした。準決勝ではリオデジャネイロ五輪2位の安バウル(韓国)に延長の末、優勢勝ち。決勝のエルラン・セリジャノフ(カザフスタン)には一本勝ちで締めくくった。

 阿部詩は決勝で昨年覇者の志々目愛(了徳寺学園職)に延長の末に一本勝ち。全5試合を一本勝ちと圧倒的な強さを見せた。女子52キロ級は日本勢が3大会連続で制した。

 志々目は準決勝で3大会連続3位のエリカ・ミランダ(ブラジル)に優勢勝ちしたが、決勝で力尽きた。(共同)

阿部一二三の話「自分は一本を取る柔道だが、状況に合わせて勝ち切れた。一つの成長だと思う。2連覇をすること以上に兄妹での優勝が目標だった。記録をつくれて良かった。妹が先に優勝し、より覚悟を持って決勝に臨めた」

井上康生・男子日本代表監督の話「阿部は持ち味の野性味と闘志あふれる闘いができた。2カ月前の負けを教訓に準備できたことが結果につながった。(兄と妹での優勝は)とてつもないことを成し遂げた。すごいことだ」

増地克之・女子日本代表監督の話「決勝は意地と意地がぶつかり合う素晴らしい内容の試合だった。阿部は初戦から気持ちを強く持ち、隙のない柔道だった。本当に頼もしい存在が出てきたと感じている」

  • 男子66キロ級決勝エルラン・セリジャノフ(左)を攻める阿部一二三=バクー(共同)
  • 男子66キロ級決勝カザフスタン選手を破り、ガッツポーズする阿部一二三=バクー(共同)
  • 柔道の世界選手権女子52キロ級決勝で志々目愛を破って初優勝し、ガッツポーズで喜ぶ阿部詩=アゼルバイジャンのバクー(共同)
  • 柔道の世界選手権女子52キロ級決勝で志々目愛を破り、初優勝を喜ぶ阿部詩=アゼルバイジャンのバクー(共同)
  • 女子52キロ級決勝志々目愛(上)を攻める阿部詩=バクー(共同)
  • 女子52キロ級決勝志々目愛(下)に一本勝ちで初優勝した阿部詩=バクー(共同)
  • 女子52キロ級で初優勝し、金メダルを手に笑顔の阿部詩(右)と2位の志々目愛=バクー(共同)